ガラスびん3R促進協議会
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市内で回収されたあきびんを利用したガラス工芸

岡崎市の中央クリーンセンター内で、
ガラス工芸の体験講座やガラス工芸品の制作を実施。

愛知県岡崎市では、ごみの焼却や資源の選別を行っている中央クリーンセンター内で、ガラス工房を運営しています。この工房では、1983年の設立当時から、市内で回収されたあきびんを利用して、ガラス工芸の体験講座やガラス工芸の制作を行ってきました。あきびんを利用したガラス工芸は、岡崎市の親善都市である石垣市の琉球ガラスをお手本にしたもので、石垣島の講師を招き、その技術が伝えられました。

原料となるあきびんは、作品がつくりやすいという点で、無色で肉厚なウイスキーびんが、色選別をする作業場でピックアップされます。工房では、そのびんをきれい洗浄しラベルを取り、砕いて窯に入れ、溶けたガラスを竿で巻き取り作品を作っています。

講座体験者からガラス工芸品の購入者まで、
廃棄されたびんを再利用していることを広くアピール。

工房で行っている講座は、食器や花瓶をつくる吹きガラスコース、ガラス容器に砂を吹き付けて模様を描くサンドブラストコース、粘土でつくった形をガラスの作品にするパート・ド・ヴェールコースなどがあります。また、岡崎市では毎月第4日曜日がリサイクルの日になっていて、サンドブラストの無料体験や吹きガラスの制作体験を実施。さらに市内の小学校4年生の社会科見学のルートにもなっていて、ガラス工芸を通して、リサイクルを身近に感じてもらっています。

このガラス工房で制作された作品は、主に岡崎市美術博物館内で販売され、廃棄されたびんを再利用したガラス工芸品であることがアピールされています。

※当協議会は、同施設にリサイクル啓発品を展示しています。

▲原料として利用されるウイスキーびん

▲小学生の作品