ガラスびん3R促進協議会
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東海地域びんリユース推進協議会

■連絡先 
株式会社 安田商店 名古屋市港区正保町8-8  
TEL:052-381-6201 FAX:052-381-6205

東海地域びんリユース推進協議会の概要

名古屋大学の松野正太郎氏を座長に、中部壜商連合会、中部リサイクル運動市民の会、
愛知県酒造組合、びんリユース推進全国協議会、新日本流通株式会社、
環境省中部地方事務所の構成員で構成。

独立行政法人環境再生保全機構「地球環境基金」の助成金を受けて、
地域に根差した商品によるびんリユースの推進を目指す。

 平成26年10月14日、東海地域びんリユース推進協議会は、独立行政法人環境再生保全機構「地球環境基金」の助成金を受けて、東海地域(愛知県、三重県、岐阜県及び静岡県の一部)において、「地域単位のびんリユースシステムの構築」を含めたびんリユースの推進を図り、びんリユースが地域のさまざまな課題の解消に貢献する方策を検討・実践することを目的に設立されました。

 3年計画の実証事業として、びんリユースを核として「環境・地産地消・雇用の創出」をテーマに掲げて取り組みをスタート。まず1年目は、地元の酒造メーカーや居酒屋チェーンなどを巻き込み、地元で生産されたびん入りの日本酒をお店に置いていただき、ポスターなどでびんリユースを消費者にアピールし、理解を求めるところから始めました。

 その際、マスコットキャラクターとして「リユース推進隊ゴビンジャー」を開発。5本のびんのキャラクターは協議会メンバーのアイデアによるもので、さまざまな広報活動に展開されています。

▲リユース推進隊ゴビンジャー

地元で生産された日本酒をリターナブルびんで!
中身も容器も循環する名古屋生まれの限定純米酒「めぐる」をアピール。

 2年目以降の取り組みでは、個人経営の飲食店に協力していただき、地元で生産されたびん入りの日本酒をお店に置いて、引き続きポスターなどでびんリユースを消費者にアピールしました。取り組みに使った日本酒は、水谷酒造の限定純米酒「めぐる」、山盛酒造の特別純米酒「鷹の夢」、神の井酒造の特別純米酒「ナゴヤクラウド」の3本で、いずれも四合びんに入っています。

 特に「めぐる」は、協議会メンバーの中部リサイクル運動市民の会となごや環境大学が中心となって、平成22年に開発された日本酒で、名古屋市内のスーパーや学校給食などで発生した生ごみを堆肥にし、それを近郊の水田で使い生産されたお米を原材料として、愛知県内の酒蔵で醸造されています。できたお酒はRマークびんに詰められ、空きびんは回収されリユースされます。「めぐる」は、まさに中身も容器も循環する名古屋生まれの日本酒で、地域に根差したびんリユースを推進する際に、非常にアピール力があります。

▲限定純米酒「めぐる」

▲飲食店におけるアピール

協議会メンバーのびん商「安田商店」では、新規に洗びん機を導入。
新たなびんリユースのシステム作りを模索中。

 東海地域びんリユース推進協議会では、地道な活動により地産地消の商品でびんリユースの認知を促していますが、さらに障害者も含む雇用創出につなげる視点から、協議会メンバーのびん商「安田商店」では、新規に洗びん機を導入。新たなびんリユースのシステム作りを模索する中、積極的な取り組みを展開。このような活動を消費者が理解し、「地域に根差したリターナブルびん入りの商品を購入することで社会的な取り組みに協力している」という気持ちになってもらうことを、協議会メンバーは望んでいます。

 同協議会の今後の展開としては、びんリユース推進の成功事例である大和茶「と、わ(To WA)」の事業展開に習い、東海地域産のお茶またはサイダーを開発して、リターナブルびんへの充填から、販売、空きびんの回収、洗びんに至るまでの一連の循環システムを構築していきたいと考えています。

▲安田商店の洗びん機



取材:平成28年5月12日

▲リユース推進隊ゴビンジャー

▲限定純米酒「めぐる」

▲飲食店におけるアピール

▲安田商店の洗びん機












取材:平成28年5月12日