びんのリサイクル
使い終わったびんを
資源に戻すこと
それが、ガラスびんのリサイクル
かつて、ガラスびんは
くり返し使われるのが一般的でしたが、生活様式の
変化とともに、くり返し使われないびんが増えてきました。
それらのびんの行先は、新しいびんの原料とその他の用途です。
空きびんは、何回でも資源としてよみがえります。



リサイクルでできること
天然資源の節約- 何回もリサイクルすることで
天然資源の使用量を減らす
省エネルギー- カレットを使うことで、びん製造での
溶かすエネルギーを減らす
気候変動の抑制- カレットを使うことで、原料起因と
燃料起因のGHG*排出量を減らす
廃棄物を減らす- 何回もリサイクルすることで
ごみの量を減らす
細かく砕かれて「カレット」と
呼ばれる再生原料に。
何回リサイクルされても品質は
変わりません。
使い終わったワンウェイびんや使えなくなったリターナブルびんは、市町村等で回収された後、カレット工場でカレットに加工されます。ガラスびんはリサイクルされても品質は変わりません。この特性を活かした高度な水平リサイクル=「びん to びん」が可能で、何回でもガラスびんに再生利用できます。

水平リサイクル「びんtoびん」=品質は
そのままで何回でも新しいびんヘ
びんの原料にカレットを使用
すると
天然原料の節約や
省エネルギーにも貢献できる
「びん to びん」のリサイクルでは、カレットを使用することで原料となる天然資源を節約できるだけでなく、ガラスを溶かす際に必要なエネルギーを節約することで気候変動の原因となるGHG*排出量も減らせます。「びん to びん」リサイクルを行うことで環境負荷を軽くするために貢献しています。
- *GHG(Greenhouse Gas)=温室効果ガス
- 地球温暖化の原因となるCO2(二酸化炭素)、
CH4(メタン)、N2O(亜酸化窒素)、フロンなどをいう。

1本のガラスびんには、
約75%のカレットが
原料として使われています
国内に使われているガラスびんのうち約70%がリサイクルされ、そのうちの約80%がガラスびんに水平リサイクルされています。ガラスびんの再生原料の使用比率はとても高く、今では1本のガラスびんに約75%のカレットが使われています。

びんリサイクルのしくみ

ガラスびんのリサイクルは、
びん以外の用途も含め
国内で完結しています
カレットの中でも、無色と茶色は、新しくつくるびんの原料としてたくさん使われます。それ以外の色は、住宅用断熱材、タイル、舗装道路などの用途やガラス工芸品にも使用されています。ガラスびんのリサイクルは1974年から国内循環システムを構築し、国内で発生した空きびんはすべて国内でリサイクルが完結しています。

びんリサイクルのしくみ

リサイクルするための大切なこと
使った後のびんは
ルールを守って
排出してくださいね
キャップを外す、
中を軽く洗う、
他のごみと混ぜない
ガラスびんリサイクルで利用できない異物
- 耐熱ガラス
- 陶磁器
- キャップ(金属・アルミ・プラスチック)
- 照明・建材用ガラス
- ガラス食器
- 薬品びん(農薬・劇薬)
- 白色・乳白色びん


