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ガラスびんの軽量化事例

調味料Seasonings

ステーキしょうゆシリーズ
165gびん

キッコーマン食品株式会社

ステーキしょうゆシリーズ165gびんの従来品
ステーキしょうゆシリーズ165gびんの軽量化後

びんの質量

キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量

従来びん
143g
軽量びん
122g
びんの高さ
156.0mm
びんの高さ
152.5mm

長年、愛されてきた
ロングセラーブランド。
商品イメージや使用感はそのままに、
約14.7%の軽量化と
CO2排出量削減を実現

「ステーキしょうゆ」 は、しょうゆベースの和の味わいのステーキ肉用のソースです。それまで洋風の味わいのものが多かった市場にしょうゆ味ベースでお米に合うステーキソースとして開発し、1994年に発売したロングセラーブランドです。「和の味わい」という切り口で独自のポジションを築き、2024年には発売30周年を迎えます。
ガラスびんの軽量化は、近年、世界的に高まるサステナブル社会へ向けた取り組みの一環として、環境負荷の低減を目的にスタートしました。153ml容量のガラスびんを、質量143gから122gへと約14.7%の軽量化を実現しガラス原料を削減、ガラスびん製造時のエネルギーとCO2排出量も約14.7% 削減しました。また、容量を変更せずにガラス使用量を削減したため、仕上げ型まで変更し外形寸法を小さくする必要がありましたが、充填ライン適正への影響を考慮し、胴径の変更は最小限に留め、商品イメージに配慮しつつ主に高さの調整を実施しました。成形プロセスで肉厚精度を高め、大幅な軽量化を達成しながらも、強度と商品イメージ、使用感を維持したことで、長年愛用されているお客様にも違和感なくご使用いただけていると考えています。
ガラスびんは、他に比べて品質保持性能が高い非常に優れた容器です。商品のおいしさを劣化させることなくお届けできる点がガラスびんを採用する主目的になります。また見た目の美しさ、質感も優れており、どっしりとした重みから受け取る重厚感も相まって高級感を演出できます。 環境性能も高く、魅力ある容器として、今後も軽量化推進に取り組みたいと思います。

AJINOMOTO
健康 調合ごま油(160g)
AJINOMOTO
ごま油好きのごま油(160g)

株式会社J-オイルミルズ

AJINOMOTO 健康 調合ごま油(160g) AJINOMOTO ごま油好きのごま油(160g) 画像AJINOMOTO 健康 調合ごま油(160g) AJINOMOTO ごま油好きのごま油(160g) 画像
AJINOMOTO 健康 調合ごま油(160g) AJINOMOTO ごま油好きのごま油(160g) 画像AJINOMOTO 健康 調合ごま油(160g) AJINOMOTO ごま油好きのごま油(160g) 画像

びんの質量

キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量

従来びん
179g
軽量びん
140g
びんの高さ
160mm
びんの高さ
160mm

約22%の軽量化を実現。
包材も削減され物流効率も大幅にアップ。
環境負荷の低減にもつながる

株式会社J-オイルミルズでは、ビタミンEを多く含み加熱しても風味がしっかり残る「AJINOMOTO 健康 調合ごま油」と熱風焙煎と遠赤焙煎のごま油をブレンドして香りとコクにこだわった「AJINOMOTO ごま油好きのごま油」において、従来の180gびんを軽量化した160gびんに変更しました。
この160gびんの軽量化では、日本ガラスびん協会主催のガラスびんアワード2011で賞を受賞した同商品の340gびんの軽量化技術を活かして実現。従来の180gびんの特長である稜線とくびれのデザインイメージを踏襲しながら、びんの高さを変えずに約22%の軽量化を達成しました。今回の160gびんへの変更に伴い、外装への詰め方も変更。12本のびんとびんの間に手作業で入れていた中仕切りを廃止しました。これは、びんの曲面を、びん同士が接触しても割れないでラベルも擦れないようにしたことで実現しています。さらに外装のコンパクト化も実現しており、年間61トンもの包材削減につながっています。またパレット1段に積む仕様についても、10ケースから13ケースに増量。段ボール箱2個で1ケースのため、1段につき6箱も多く積めるようになり、物流効率が大幅にアップしており、環境負荷の低減にもつながっています。

ミツカン 穀物酢
(500ml)/2011

株式会社ミツカン

ミツカン 穀物酢(500ml)/2011 画像ミツカン 穀物酢(500ml)/2011 画像

びんの質量

キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量

従来びん
107g
軽量びん
169g
びんの高さ
190.3mm
びんの高さ
190.3mm

使い勝手の向上と環境負荷の低減の
観点から、
家庭用食酢びんにおいて
超軽量化をスタート

2000年に190gに超軽量化された500mlびんについては、L値=0.6以下というさらにハイレベルな超軽量を超える軽量化を2010年に実現。さらに約11%軽い169gとなりました。この軽量化については、さらなるお客様の使い勝手の向上と環境負荷の低減をめざし、ミツカングループがガラスびんメーカーに提案したもので、500mlびんの強度を確保するために、ガラスびん製造の全ての工程を見直して精度を追求しました。また充填ラインにおいても、コンベヤのスピードやびん同士の当たり具合などを調整。運搬時の段ボール箱の材質など細部に至るまで改良しました。構想から3年以上を費やしての開発でした。この軽量化の取り組みは高く評価され、日本ガラスびん協会主催の「ガラスびんアワード2011」で環境優秀賞を受賞しました。

めんつゆ
(400ml)

ヤマキ株式会社

めんつゆ(400ml) 画像

びんの質量

キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量

従来びん
180g
軽量びん
167g
びんの高さ
171.0mm
びんの高さ
167.5mm

従来びんのイメージを変えないように
容量、製品の充填時への影響など配慮
しながら
軽量化を実現しました

商品について

「おいしい鰹のおいしいとこだけ」
鰹一番だしを使用した、だし感豊かでまろやかな風味が特徴です。

軽量化について(工夫した点など)

●軽量化前のびんと比較し、全体のイメージを損ねないように注意しました。(軽量化のため、ガラス肉厚を薄くした事による容量への影響は、胴径を維持したまま、全長の調整で吸収しました。)●製品が充填された時も、内容液の入味線が下がらないように設計しました。●充填工程になるべく影響がでないようにしました。

トマトピューレー
(200g)

カゴメ株式会社

トマトピューレー(200g) 画像

びんの質量

キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量

従来びん
150g
軽量びん
140g
びんの高さ
152.5mm
びんの高さ
150.5mm

薄肉化による容量維持と工程適性を考慮し、
強度試験などの評価を行い
軽量化前と同等以上を確認

商品について

完熟トマトを裏ごしし、ピューレ状に煮つめました。完熟トマトのおいしさがつまっていますので、トマトメニューの味のベースとして、スープやシチューなどの煮込み料理に幅広く使えます。

軽量化について(工夫した点など)

薄肉化による軽量化を行う際、容量維持と工程適性を考慮し、高さを2mm低くしました。強度については振動試験、輸送試験などにより評価を行い、軽量化前と同等以上であることを確認しています。

おろしのたれ
(270g)

エバラ食品工業株式会社

おろしのたれ(270g) 画像

びんの質量

キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量

従来びん
196g
軽量びん
175g
びんの高さ
133.3mm
びんの高さ
133.3mm

全長固定案を採用し、
びん強度確保のため、
びん裾部形状の見直しを行いました

商品について

醤油をベースに昆布と鰹のだしをきかせ、玄米黒酢とレモン果汁を隠し味に使った大根おろし入りのたれです。

軽量化について(工夫した点など)

全長固定案と胴径固定案を検討の結果、充填設備への影響も考慮して、全長固定案を採用しました。(胴径▲0.7mm)びん強度確保のため、びん裾部形状の見直しを行いました。

ミツカン 穀物酢
(500ml)/2000

株式会社ミツカン

ミツカン 穀物酢(500ml)/2000 画像
ミツカン 穀物酢(500ml)/2000 画像

びんの質量

キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量

従来びん
230g
軽量びん
190g
びんの高さ
199.5mm
びんの高さ
190.3mm

透明の超軽量ガラスびんに切替え。
びん製造・輸送時の環境負荷軽減と
資源ごみとしての重量も減少

商品について

小麦・酒粕・米・コーンをバランスよくブレンドして醸造した、日本で最もポピュラーな醸造酢です。

軽量化について(工夫した点など)

2000年に、軽量化しつつも従来の淡い青色びん以上の強度を確保した、透明の超軽量ガラスびんに切替えています。びん製造時のエネルギー消費量や輸送にかかる環境負荷が軽減されるとともに、資源ごみとしての重量も減らすことができました。

ミツカン 穀物酢
(900ml)

株式会社ミツカン

ミツカン 穀物酢(900ml) 画像
ミツカン 穀物酢(900ml) 画像

びんの質量

キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量

従来びん
390g
軽量びん
300g
びんの高さ
275mm
びんの高さ
249mm

透明の超軽量ガラスびんに切替え。
びん製造・輸送時の環境負荷軽減と
資源ごみとしての重量も減少

商品について

小麦・酒粕・米・コーンをバランスよくブレンドして醸造した、日本で最もポピュラーな醸造酢です。

軽量化について(工夫した点など)

2000年に、軽量化しつつも従来の淡い青色びん以上の強度を確保した、透明の超軽量ガラスびんに切替えています。びん製造時のエネルギー消費量や輸送にかかる環境負荷が軽減されるとともに、資源ごみとしての重量も減らすことができました。