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ガラスびんの軽量化事例

ウイスキーWhisky

サントリー トリス〈クラシック〉
700ml

サントリースピリッツ株式会社

サントリー トリス〈クラシック〉700ml 画像

2018年軽量化
リニューアル実施

びんの質量

キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量

従来びん
555g
軽量びん
440g

長く愛され続けてきたトリス・ブランド。
リニューアルにより、
20.7%の原料削減と
CO2排出量、
配送負担の削減を実現

トリス〈クラシック〉は、1946年に誕生したサントリーウイスキー「トリス」の“由緒”ある歴史を受け継ぎつつ、今の時代に合わせてやさしく甘い香りと、丸みのあるなめらかな味わいに仕上げた、ご自宅で気軽に愉しんでいただけるウイスキーです。
2015年9月の発売以来、約3年ぶりにボトルをリニューアルすることになり、ラベルデザインの変更と連携させ、商品イメージを向上させることと同時に、軽量化による環境負荷低減を目指しました。その結果、ボトル重量が555gから440gへと、115g、20.7%の軽量化を実現。20.7%の原料の削減とエネルギー削減効果となり、またCO2排出量 も20.7%削減できました。さらに1ケースあたり1.4kg軽くなり、配送業者の負担軽減にもつながりました。
今回のリニューアルでは初めて「1946」の模様を刻印しました。それは、ガラスのボトルとして愛されてきた歴史の証。ガラスびんは、中味の特徴をお客様にイメージとして伝えるために容易にデザインでき、水平リサイクルが可能で環境負荷を低減できる、優れた容器です。このガラスびんの特徴を今後もトリスの歴史の中で活かしていきたいと考えています。

サントリー ウイスキー
角瓶ポケット瓶180ml

サントリースピリッツ株式会社

サントリー ウイスキー角瓶ポケット瓶180ml 画像

びんの質量

キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量

従来びん
267g
軽量びん
227g
びんの高さ
153mm
びんの高さ
153mm

軽量化をめざし、角瓶の特徴である
亀甲模様などを改良。
ガラスびんの検査工程精度と
輸送効率のアップを実現

サントリースピリッツ株式会社では、角瓶「ポケット瓶」の軽量化の取り組みを2012年よりスタートさせて、 2013年8月の製造分から順次軽量化されたびんに切り替えました。 180ml容量の小さなびんにもかかわらず、マイナス40g、15%の軽量化を達成。これにより、ガラスびんの製造で使用する原料の節約が図られました。
軽量化をするにあたり、角瓶ならではの亀甲模様に改良を施しました。また従来のびんでは背面にスキットルボトルをイメージした湾曲がありましたが、それを平らにして全体にこの形状の変化により、ガラスびんを製造する上での検査や充填後の検査がしやすくなり、 びんの品質精度の向上につながっています。誕生から77年という長い歴史のある角瓶において、 亀甲模様はまさにトレードマーク。そのイメージを踏襲しながら、いかにして検査適正の向上を実現するかが、 軽量化の重要なポイントで検討が重ねられました。
また、この軽量化により、 びんの奥行きサイズも薄くなっており、それにより1バレットあたりの製品の積載量も1割増となり輸送効率もアップ。エネルギーの節約やCO2排出量の削減など、環境負荷の低減にもつながっています。

サントリー ウイスキー
角瓶700ml

サントリースピリッツ株式会社

サントリー ウイスキー角瓶700ml 画像サントリー ウイスキー角瓶700ml 画像

びんの質量

キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量

従来びん
500g
軽量びん
470g
びんの高さ
221mm
びんの高さ
221mm

強度を維持しながら
30gの軽量化を実現

商品について

1937年に誕生した角瓶は、亀甲型の刻み模様の四角いボトルで、甘やかな香り、厚みのあるまろやかなコクが特長です。

軽量化について(工夫した点など)

軽量化しても強度低下がなく、角が強調されるように、胴部1点コンタクトから面でのコンタクトに、亀甲溝をVからUに変更しました。また、胴径・高さの変更は、既存ラインの変更が極力少なくなるように最小限としました。