ガラスびんの軽量化事例
焼酎
本格焼酎 黒霧島
(720ml・25%)
霧島酒造株式会社


びんの質量
キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量
- 従来びん
- 軽量びん
- びんの高さ
- びんの高さ
「黄金千貫」と「霧島裂罅水」から
生まれた「黒霧島」。
びんの外形デザインや大きさを変えずに
10%の軽量化を実現
1998年に誕生した本格焼酎「黒霧島」は、南九州産のサツマイモ「黄金千貫」を原料に、適度なミネラルを含み酵母菌の発酵に適した清冽な地下水「霧島裂罅水」を使用し、黒麹仕込み由来のトロッとした甘みと、キリッとした後切れが特徴です。
びん入りの「黒霧島」主力商品には、1800ml、900ml、720mlがありますが、とくに手頃なサイズ感で幅広いニーズのある720ml商品について、2015年11月より50gの軽量化を実現したびんでの販売を開始しました。強度の維持を図り、外形デザインや大きさを変えずに、びんの厚みを薄くしつつ、底部を1.5mmほど高くしました。
720mlびんの軽量化における大きな目的は環境負荷の低減で、びんの原料や製造・輸送時のエネルギーを削減し、さらに製造・輸送時に発生するCO2を年間約340トン削減することが期待できます。また1ケース(6本入り)当たり、約300g軽くなることで、持ち運び時の作業負荷も軽減され、さらに物流コストの削減にもつながります。
今回の軽量化で苦労した点は、消費者に親しみを持っていただいている720mlびんのイメージを守りながら軽量化を実現したことです。また、充填ラインで不具合が生じないように肉厚を均一化するなど、細かい配慮を施しました。
三和酒類・
むぎ焼酎いいちこ
三和酒類株式会社


びんの質量
キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量
- 従来びん
- 軽量びん
- びんの高さ
- びんの高さ
軽量化に伴うびん形・質感などの変化や
生産ライン適性などを考慮しながら
60gの軽量化を実施
商品について
「いいちこ」は厳選された大麦・大麦麹と天然の清冽な水から造られた本格焼酎です。
水割り、オン・ザ・ロック、そしてお湯割で。本格焼酎のよさを、さらに磨きこんだうまさを、おたのしみください。
軽量化について(工夫した点など)
1.軽量化(60g)に伴う、強度の確保
2.軽量化に伴うデザイン的イメージ(びん形・質感など)の変化
3.軽量化に伴う、生産ライン(充填ライン)適性
●コンベヤ上での倒びん
●びん形(胴部)変化によるラベリング適性(貼付状態)