ガラスびんの軽量化事例
ワイン・その他洋雑酒
- サントリー 山崎蒸溜所貯蔵梅酒750mlシリーズ
- アサヒビール ニッカ シードル720mlシリーズ
- サッポロビール 濃いめのレモンサワーの素
- サントリー こだわり酒場のレモンサワーの素
- メルシャン・おいしい酸化防止剤無添加赤ワイン
- メルシャン・フランジア 赤
- サントネージュワイン ブリリア 赤・白・ロゼ
- サントネージュワイン・酸化防止剤無添加 ワイン物語
山崎蒸溜所貯蔵梅酒
750mlシリーズ
サントリー株式会社
2022年4月軽量化リニューアル実施
びんの質量
キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量
- 従来びん
- 軽量びん
- びんの高さ
- びんの高さ
樽仕込みの深い味わいが人気の山崎蒸溜所貯蔵梅酒。
独自デザインを維持しながら、約13.2%の軽量化を達成し、
物流過程でのCO2削減に貢献しています
山崎蒸溜所貯蔵梅酒750mlシリーズは、⼭崎蒸溜所のウイスキーが染み込んだ古樽で貯蔵することで、樽由来の⼼地よい樽⾹と、焙煎樽ならではの華やかで深い味わいを特長としたお酒です。さらにサントリーが継承してきた洋酒づくりの技が、ガラスびんボトルの形状にも活かされています。
サントリーでは、SDGs達成に向けた取り組みを全包材に渡って進めており、梅酒に関しては数量の伸びも期待されているため軽量化を進めることになりました。苦心したのは、このびんの最大の特徴である“アンプル”形状(首部の膨らみ)と肉厚バランスを両立することです。また充填ライン適性においては、出来る限り既存設備を用いて新たな部品が必要ないように寸法の共通化を図れる箇所を細かく洗い出し、びん設計に反映させています。特徴的なデザインはそのまま維持しつつも、首部の長さとびん全高のバランスをとることで全体のガラス肉厚を落としています。約13.2%の軽量化を達成し、ガラス原料を削減するとともに、ガラスびん製造時のエネルギーとCO2排出量も約13.2% 削減しました。容器重量が軽くなったことで製品重量も下がり、製品の物流プロセスでのCO2削減にも微力ながら貢献しています。
ガラスびんのデザイン性の高さと、中身の色とのハーモニーも楽しめる表現力は、ガラスびんの魅力です。また、中身の味わいを変えない保存性の高さは、お客様に安心を届けることができると考えています。今後もSDGs達成に向けた取り組みの一貫として、サントリー独自の特徴的なデザインを維持しながらもガラスびんの軽量化を図っていきたいと考えています。
ニッカ シードル
720mlシリーズ
アサヒビール株式会社
2022年4月軽量化リニューアル実施
びんの質量
キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量
- 従来びん
- 軽量びん
- びんの高さ
- びんの高さ
りんご100%のスパークリングワイン。
炭酸製品ならではの容器品質を確保しながら、
約11%の軽量化と輸送負担軽減を実現しました。
「ニッカシードル」は、1972年にりんごの国・青森県で生まれた、生のりんごを丸ごと丁寧に搾った果汁を使用した”国産りんご100%“のスパークリングワインです。「国際味覚審査機構(ITI)」において最高レベルの優秀味覚賞“三ツ星”を3年連続で受賞した製品に贈られる“クリスタル味覚賞”の受賞やシードルの国際品評会「インターナショナル・サイダー・チャレンジ2019」での5年連続の受賞など、世界から認められています。
ガラスびんの軽量化は、近年、世界的に高まるサステナブル社会へ向けた取り組みの一環として、環境負荷の低減を目的にスタートしました。その結果、びん重量は530gから470gへと60g軽減、約11%の軽量化を実現。ガラス原料、ガラスびん製造エネルギーおよびCO2排出量を約11%削減できました。「ニッカシードル」は炭酸製品なので第一に容器品質を確保しながら、その上で外観においては従来の商品イメージを損なわないレベルで軽量化を目指しました。この取り組みにより1ケースあたり1.3kg軽くなり、配送業者の負担軽減にもつながりました。
ガラスびんは、化学的安定性や安全性が高く、本体の腐食や中身の変質がほとんどない、ガスバリア性に優れた容器です。透明で質感に優れており、他の容器と比べて高級感を訴求できます。ガラスびんは環境性能が優れているにもかかわらず、一般のお客様に環境に優れた容器であることを認知されていない場合が多いので、今後はその点をもっとお客様に伝えられたらと思っています。
濃いめのレモンサワーの素
サッポロビール株式会社
2021年軽量化
リニューアル実施
びんの質量
キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量
- 従来びん
- 軽量びん
- びんの高さ
- びんの高さ
家飲みで人気の「濃いめのレモンサワーの素」
充填ラインの制約がある中、ラベル仕様やデザインを調整することで、
約20%の軽量化に成功しました
「濃いめのレモンサワーの素」は、レモンにこだわったレモン味が「濃いめ」の、炭酸を注いで割るリキュールで、2019年の発売以来多くのお客様にご支持いただいています。 サッポログループは、「サッポログループ容器包装ビジョン」を策定し、循環型社会に対応した容器包装の採用による環境負荷の低減を目指しています。「濃いめのレモンサワーの素」に使用している500mlびんについては、びん質量400g→320gへと約20%軽量化したびんに2021年より切り替えました。これにより容器包装原材料調達段階、容器包装製造段階、容器包装輸送段階、廃棄・リサイクル段階の過程でCO2排出量を20%削減。充填ラインの制約があったため、びんの幅・高さ・入り味線を変更しない条件での軽量化となり、ラベル仕様やデザイン面において調整が必要でした。また、びんの形状を変更することで、一部で発生していた中味液のべたつきを解決し、工程削減に繋がり製造の効率化を図ることにも成功しました。
ガラスびんの魅力は他の容器にはない重厚感・本物感です。家飲み需要が定着し、さらに多様化が進んでいく中、ガラスびんで味わえる唯一無二の情緒感は今後も重宝されるのではと期待しています。
サントリー
こだわり酒場のレモンサワーの素
サントリーMONOZUKURI
エキスパート株式会社
2019年軽量化
リニューアル実施
びんの質量
キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量
- 従来びん
- 軽量びん
家庭で気軽に楽しめるレモンサワーの素。
デザイン品質の向上にもこだわり、
105gの大幅な軽量化を実現しました
「こだわり酒場のレモンサワーの素」は、居酒屋のような本格的なレモンサワーの味わいが、家庭でも炭酸で割るだけで気軽に楽しめるリキュールです。近年、好調な売り上げを見せている中でデザインをブラッシュアップする機会があり、軽量化も共に検討を進めることになりました。結果、105gと大幅な軽量化を実現。苦労した点は、彫刻模様やびんのシルエットでのバランス、肉厚配分です。当初5種類の試作を起こし、肉厚配分、強度、他資材との組み合わせ、充填ライン適性などの課題を一つ一つクリアし、現在の軽量びんの形状に至っています。
この軽量化によって、びん原料を26%削減。製品の総重量が下がったことで流通段階での負荷も下がりました。CO2排出量の効果として、従来と比べて、500,000kg- CO2e※削減することができました。お客様からもご好評をいただき、2019年ガラスびんアワードでも特別賞を受賞しました。
びんは、お買い上げいただくお客様に“美装”を感じていただける唯一の容器です。手に取ったときに想像以上に“軽い”と実感していただくことも重要と考え、常に環境性能を意識しています。
※kg- CO2e=CO2 equivalent のことであり、二酸化炭素換算の数値のこと。
メルシャン
おいしい酸化防止剤無添加赤ワイン
メルシャン株式会社
びんの質量
キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量
- 従来びん
- 軽量びん
- びんの高さ
- びんの高さ
首部を細くし工夫しながら
15gの軽量化を実現し、
カレット原料を90%以上使用した
エコロジーボトルを採用
商品について
酸化防止剤無添加で丁寧に造った『おいしいワイン』です。渋みを抑えたまろやかな飲みやすい味わいです。
軽量化について(工夫した点など)
●キャップを直径30mmから28mmのものに変更する事で首部を細くして軽量化を図りました。
●ワインびんのような首の長いびんは、首部が胴部よりも肉厚になる傾向ですが、軽量化する際に首部分の厚みを薄くして、胴部が出来るだけ薄くならないような工夫をしました。
●従来のびんから、原料にカレットを90%以上使用したエコロジーボトルを採用しています。
メルシャン
フランジア 赤
メルシャン株式会社
びんの質量
キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量
- 従来びん
- 軽量びん
- びんの高さ
- びんの高さ
びんの底部や側面リセスなどの工夫で
44gの軽量化を実現。
カレット原料を90%以上使用した
エコロジーボトルを採用
商品について
フレッシュ&フルーティで飲み飽きない、柔らかな口当たりのカリフォルニアワインです。軽く冷やしてどうぞ。
軽量化について(工夫した点など)
●ワインびん独特のびん底部プッシュアップ形状を見直す事で、軽量化を図りました。
●空寸寸法を小さくする事で、満注容量を小さくして軽量化を図りました。
●ラベル面にリセスというくぼみをつける事で、側壁を薄くして軽量化を図りました。
●原料にカレットを90%以上使用したエコロジーボトルを採用しました。
サントネージュワイン
酸化防止剤無添加 ワイン物語
サントネージュワイン株式会社
びんの質量
キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量
- 従来びん
- 軽量びん
- びんの高さ
- びんの高さ
従来びんより約18%の軽量化を実現。
びんの軽量化により、
びんの製造工程や輸送において
環境負荷の低減に貢献
自然な味わいを大切にした「酸化防止剤無添加ワイン物語」は、「酸化防止剤無添加有機ワイン」とともに、サントネージュワインの主力ブランドで、日常的にワインを飲んでいるユーザーに親しまれています。そのため、消費者の使いやすさを基本に考えてびんの軽量化に取組み、さらに環境負荷の低減をめざしました。その結果、従来びんより約18%の軽量化を実現しました。びんの高さはそのままで、強度を維持しつつ胴径をスリムにさせたことで、お客さまにとって持ちやすいボトルになっています。
この軽量化されたびんを年間480万本生産した場合、びんの製造工程における燃焼エネルギーが1年間で約703百万kcal、CO2排出量が約180トン削減されることが算出されています。さらに軽量化により輸送の効率化が図られ、省エネルギーやCO2排出量の削減など、環境負荷の低減に貢献しています。
またこのびんは、従来びんと同様、無色と茶色以外のその他の色のカレットを90%以上使用したエコロジーボトルで、まさに酸化防止剤無添加ワインにふさわしい、エコにこだわった容器になっています。