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ガラスびんの軽量化事例

Medicine

強力わかもと
(1000錠)

わかもと製薬株式会社

わかもと製薬 強力わかもと(1000錠) 画像

びんの質量

キャップ・ラベル中身を含まない1本当たりの質量

従来びん
295g
軽量びん
250g
びんの高さ
150mm
びんの高さ
150mm

昭和初期に誕生以来、家庭薬として
親しまれ続けて86年。
当初のガラスびんのイメージを
踏襲しながら
大幅な軽量化を実現

まだ世の中でビタミンの研究が始まったばかりの昭和4年に、ビタミンB1を多く含むビール酵母を使った若さの素、新栄養剤「若素(わかもと)」が誕生。2年後に「わかもと」と名称を改め、以後、日本人の食生活に合わせて薬効を強化し、昭和37年には現在の「強力わかもと」となっています。
容器については、ガラスびんに外箱という形態で、戦前の物資調達が難しい時期に陶器を採用したものの、戦後は発売当初の茶色びんのイメージを踏襲したガラスびんを継続。平成27年に、1000錠入りタイプにおいて、従来の295gから250gへの軽量化を実現しました。
今回のガラスびんの軽量化は、ガラスびんメーカーからの提案で、びんの製造技術の向上により、びんの胴径も高さも変更することなく肉厚を減らすことを可能にしました。そのため充填ラインも変えることなく、また外箱の変更もなく自然にスムーズに移行されました。1本当たり45gという大幅な軽量化で、36本入りの外装においては合計1.6kgの軽量化となり、物流における作業の軽減につながることが考えられます。また従来は、極まれに外装の段ボール箱が中の重みで変形することがありましたが、この大幅なびんの軽量化により、変形を防止することができます。