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協議会について

リユースの取り組み

神戸市環境局と
芦屋東灘酒販協同組合が協定締結
兵庫県神戸市

組織概要(平成28年3月1日現在) ●人口:1,536,665人 ●世帯数:705,789世帯 
●面積:557.023km2
■連絡先 神戸市環境局 環境政策部 資源循環政策課 企画推進係 
兵庫県神戸市中央区加納町6-5-1 
TEL:078-322-5299 FAX:078-322-6064
※組織概要、連絡先等は、取材当時の情報を掲載しています。最新の情報は、各団体ホームページ等でご確認お願いします。

神戸市環境局と芦屋東灘酒販協同組合が、
リターナブルびん入り飲料の利用促進に向けて協定を締結。

平成28年3月11日(金)、神戸市環境局では、びんリユースの促進と廃棄物の発生抑制につなげるために、芦屋市と神戸市東灘区の酒類小売業者で構成される芦屋東灘酒販協同組合との間で、「神戸市におけるリターナブルびん入り飲料の利用促進に関する協定」を締結しました。

これは、環境局を始めとする同市が主催する会議等で、飲料を提供する際に、烏龍茶やミネラルウォーターなどのリターナブルびん入り飲料を率先して利用するよう努め、同組合はリターナブルびん入り飲料の調達と空きびんの返却について協力するよう努めるというものです。また今後、同市環境局と同組合が相互に連携して、市内におけるリターナブルびん入り飲料の利用促進に向け、広報啓発活動を積極的に展開していく予定です。

協定書(神戸市提供画像) ▲協定書(神戸市提供画像)
協定締結式(神戸市提供画像) ▲協定締結式(神戸市提供画像)

協定締結のきっかけは、平成26年度と平成27年度に実施された
環境省の「びんリユースシステム構築に向けた実証事業」によるもの。

この協定が結ばれたきっかけは、奈良県の生駒市や奈良市において会議等へのリターナブルびん入り大和茶「と、わ(To WA)」の導入に取り組んだ実績があるNPO団体「World Seed」の働きかけによるものでした。

神戸市環境局では、一般廃棄物処理基本計画においてリユースを促進させる取り組みを模索していた時に、「World Seed」が実施した環境省の平成26年度「びんリユースシステム構築に向けた実証事業」において、会議でリターナブルびん入り大和茶「と、わ(To WA)」を実際に使用。会議に出席していた外部の方々から好意的な意見をいただきました。さらに平成27 年度の同実証事業において、神戸市環境局と芦屋東灘酒販協同組合の連携体制の構築を図り、平成28年1月22日(金)には、リターナブルびん推進意義の理解を深める目的のもと、神戸市職員に向けた研修セミナーなども開催しました。

このようなリターナブルびん入り飲料の利用促進に関して、自治体と酒販協同組合が協定を結ぶということは、今までに例がなく、各方面から注目されています。

廃棄物の発生抑制や減量化等に取り組む「ワケトンエコショップ」で、
リターナブルびんを回収することにより市民にびんリユースをアピール。

神戸市では、今後庁内におけるリターナブルびん入り飲料の利用が本格的にスタートしますが、以前より市民を対象にしたびんリユースの取り組みも実施しています。それが、廃棄物の発生抑制や減量化等に取り組む「ワケトンエコショップ」におけるリターナブルびんの回収です。芦屋東灘酒販協同組合の小売店舗や「やまや」の店舗など、計20店舗でびんの回収を展開しており、同市のウェブサイトで店頭回収店を紹介して、市民にびんリユースを積極的にアピールしています。

同市環境局では、最終的には市民生活の中でリターナブルびんが流通していくことが望ましいと考えており、そのために、まずは庁内でのリターナブルびん入り飲料の利用を定着させ、その取り組みをアピールしていこうと考えています。

ワケトンエコショップのステッカー▲ワケトンエコショップのステッカー
ワケトンエコショップ ▲ワケトンエコショップ
リターナブルびんの店頭回収 ▲リターナブルびんの店頭回収
取材:平成28年3月22日