ガラスびん3R促進協議会
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岡山賢人プロジェクト

■連絡先 
岡山賢人プロジェクト 
岡山市北区錦町6-17-1103  
TEL:050-3740-3911

岡山賢人プロジェクトの概要

環境教育・ESDに焦点を当て、行政機関・企業・大学・地域商店街・市民団体等、産官学民の関係者と連携し、学術的・組織的基盤を構築し、岡山県・岡山市在住の市民の環境行動を推進。

岡山県産の原材料を使用したリユースびん入り飲料を2タイプ開発し、
「カーボンフットプリント」によりリユースの効果をびんに表示。

 岡山賢人プロジェクトでは、岡山大学の松井 康弘准教授を中心に岡山県内で3Rを推進する活動を展開する中、環境省の平成25年度「びんリユースシステム構築に向けた実証事業」の採択を受け、リユースびん入り飲料「晴・Re・茶」を開発。引き続き平成26年度の同事業において、前年度に培った製造・流通のノウハウを活かしてリユースびん入り飲料「OKAYAMA PEACH CIDER岡山県産清水白桃」を開発しました。

 いずれの商品についても、「十万馬力新宿サイダー」や「大和茶と、わ(To WA)」などで実績のあるリユースびん「Rドロップス2号」を採用。リユースの認知度を向上させることを目的に、温室効果ガスの排出量をCO2に換算して「見える化」する「カーボンフットプリント」の認証を取得し、リユースの効果を分かりやすく数値でびんに表示しました。これはガラスびんでは日本で初めての試みです。

▲「OKAYAMA PEACH CIDER岡山県産清水白桃」を紹介するチラシ

▲ガラスびんのカーボンフットプリント

「OKAYAMA PEACH CIDER岡山県産清水白桃」は、
地元の百貨店やホテルの他、JRの土産物店や観光列車でも販売。

 「晴・Re・茶」は岡山県産の茶葉を、「OKAYAMA PEACH CIDER岡山県産清水白桃」は岡山県産の白桃果汁と蜂蜜をそれぞれ使用しており、岡山県産品に思い入れの強い岡山県の人々に向けて、いずれも地産地消にこだわった魅力あるリユースびん入り飲料となっています。とくに「OKAYAMA PEACH CIDER岡山県産清水白桃」は、最高級ブランドとして人気の県産清水白桃の果汁を使用。さらに県内の山桜から取れた蜂蜜を使ってまろやかでやさしい味わいに仕上げています。

 現在、「OKAYAMA PEACH CIDER岡山県産清水白桃」は、岡山高島屋の「Fruits Enchante(フルーツアンシャンテ)」、イオンモール岡山の「おばあちゃんの台所」、倉敷国際ホテルの他、新幹線岡山駅改札内の「おみやげ街道桃太郎」などで販売。さらに平成28年4月9日にJR宇野線岡山・宇野間にデビューした斬新なデザインの観光列車「ラ・マル・ド・ボァ」の車内においても販売を開始しており、注目を集めています。お土産用に購入されたものは空きびんの回収が難しいものの、回収率は約80%となっています。

▲観光列車での車内販売

▲JRの土産物店での販売

びんリユースは3Rの全体の取り組みの入り口。
エコマネーで消費者が3Rを体験できる仕掛けを作っていきたい。

 岡山賢人プロジェクトでは、これまで2年にわたり「びんリユースシステム構築に向けた実証事業」において、びんリユースの取り組みを展開してきましたが、これはリデュース・リユース・リサイクルの3R全体の取り組みの入り口として捉えています。

 これまでに岡山で展開してきた3R/4Rの体験イベントでは、イベント参加者がリユースびん返却などのエコ体験を好意的に受け止めており、こうした体験が環境行動に取り組むきっかけとなる可能性が見えてきました。今後は、環境にやさしい3R行動を実施すればポイント還元される「エコマネー」などの仕掛けを通じて、消費者の3R行動を動機づけ、その習慣化を図っていきたいと考えています。



取材:平成28年4月14日

▲「OKAYAMA PEACH CIDER岡山県産清水白桃」を紹介するチラシ

▲ガラスびんのカーボンフットプリント

▲観光列車での車内販売

▲JRの土産物店での販売





取材:平成28年4月14日