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空きびんの品質向上策

いま空きびんの品質が
問われています

品質確保の
ポイント

空きびんの品質に配慮した
分別収集に
ご協力ください。

空きびんの分別収集は、各自治体の事情に合った方式で実施されていますが、ここでは空きびんの排出段階からストックヤードへの保管まで、品質向上に向けてポイントをまとめてみました。品質向上の取り組みを進めるうえでの参考資料のひとつとお考えください。
(公財)日本容器包装リサイクル協会の「ガラスびんの分別収集の手引き」をもとに作成しました。

分別区分

  • ●空きびんの色別排出は、品質を確保するうえで、もっとも望ましい方式です。
  • ●空きびんの一括排出は、色別排出よりは異物混入の可能性が高くなります。
  • ●他の資源物との混合排出は、異物混入の可能性が高く、収集工程や処理工程での作業の負荷が大きくなります。

集積場所

  • ●交通量をチェックして、排出の際の住民の安全性を確保する必要があります。
  • ●収集車両がアクセスするのに障害がないスペースの設定が必要です。
  • ●収集容器の設置に対して、スペースの確保が必要となります。

収集容器

  • ●コンテナ収集の場合は、コンテナ内のあきびんの状況が確認でき、異物の混入を避けられます。
  • ●品質確保のために、コンテナの洗浄を考慮する必要があります。コンテナが洗浄してあれば、住民の分別排出に対する認識を深められます。
  • ●袋収集の場合、中身の見えにくいポリ袋だと、異物混入に対してチェックがしにくく、住民の正しい出し方に対するモラルが低下するおそれがあります。
  • ●収集袋は、処理工程において残渣(ざんさ)となります。

収集車両

  • ●平ボディ車を用いる場合は、低床車だと積み込み・荷降ろし作業が容易です。
  • ●パッカー車の場合は、平ボディ車に比べてびんが割れやすく、色別収集の場合を除いて、残渣(ざんさ)が多くなります。

資源化センター

  • ●びんを色別排出する場合は、選別作業が不要になります。ストックヤードに搬入する前に異物の混入をチェックすると有効です。
  • ●びん一括排出の場合は、一般に手選別コンベヤ等により色選別を行います。
  • ●他の資源物と混合排出の場合は、一般に袋の除去などの前処理を行った後、他の資源物を分離し、さらに手選別コンベヤ等により色選別を行います。
  • ●びんの破片の色選別は品質確保が難しいため、割れていないびん、びん形状を残したものを選別対象とする必要があります。

住民啓発

  • ●住民に対して、「空きびんの正しい出し方」と「空きびんとして出してはいけないもの」を理解してもらうことがもっとも重要です。
  • ●住民に理解してもらうためには、「空きびんの正しい出し方」と「空きびんとして出してはいけないもの」について、写真やイラストを使って、わかりやすく提示することが必要です。