自治体の取り組み事例
中・四国エリア

山口県
山口市
山口市の概要(平成23年8月現在)
- ●人口:196,496人
- ●世帯数:81,832世帯
- ●面積:1,023.3km²
- ●ステーション数:1,400カ所
- ●空きびん収集量:年間1,892t
※収集量については平成22年度

分別収集の経緯・方針
山口市は、平成17年に旧山口市、旧小郡町、旧秋穂町、旧阿知須町、旧徳地町が、平成22年に旧阿東町が合併。旧山口市では平成7年の「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」の施行に伴い、平成9年にリサイクル活動の拠点となるリサイクルプラザをオープンし、びんと缶の分別収集をスタートしました。現在、びんの収集は月1回(阿知須地区は2回)ながら、24時間持込み可能な資源物ステーションを4カ所設けて対応しています。排出されるびんの品質は、住民および市の職員やシルバー人材センターからの派遣作業員の努力により、残渣がほとんど出ない状況を実現しています。
- 分別区分
- びん色別

無色・茶色・その他の色に分別。異物はほとんどなく、洗浄されています。リターナブルびんも一緒に収集してストックヤードで選別。
- 収集容器
- コンテナ

びんの色に合わせて、白色・茶色・水色のコンテナを使用。不足や破損があれば随時補充しています。住民がコンテナを管理。
- 収集場所
- ステーション

路上のステーションもありますが、小屋などを建てて、コンテナ等を収納しているところもます。住民が管理して、清掃等も行います。
- 収集車両
- パッカー車

2トン~6トンのパッカー車、合計36台で稼働しています。びんの色別に違う収集車に搭載し、中で混ざらないようにしています。
- 処理設備
- なし

色分別で異物がほとんどない状態で排出されるため、処理設備はありません。ストックヤードで、作業員が異物をチェックして除去。
- 保管施設
- ストックヤード

3色に分けて保管。ヤード内で異物をチェックし除去しています。床面にアングルを埋込み、積込み時のコンクリート片の混入を防止。
品質向上のためのポイント
- ●定期的に市報で、分別方法等の情報を発信しています。
- ●ごみ分別の手引とごみ資源収集カレンダーで、びんの排出方法について詳しく解説。
- ●市の職員が説明会に出向き、分別方法などに関する住民の質問に直接答えています。
- ●ごみ・資源物の収集日をお知らせするメール配信サービスを実施しています。
- ●ごみの分別方法などの各種お問い合わせに対応するために専用の電話を設置しています。
- ●リサイクルプラザで、市民に対してリサイクルに関する充実した啓発活動を行っています。

ごみ分別の手引き

リサイクルプラザの展示