自治体の取り組み事例
中部東海エリア
静岡県
裾野市
裾野市の概要(平成24年4月現在)
- ●人口:54,098人
- ●世帯数:21,096世帯
- ●面積:138.17km²
- ●ステーション数:約170カ所
- ●空きびん収集量:年間259t
※収集量については平成23年度
分別収集の経緯・方針
裾野市では、平成4年10月にリターナブルびん(生きびん)の収集がスタート。さらに平成9年からモデル地区において、ガラスびんの分別収集が行われ、平成11年4月から全市に拡大しました。それまで、ガラスびんは埋め立てごみとして処理されていましたが、分別収集の実施により最終処分場の延命化につながっています。3色分別にリターナブルびんを加え、4分別で収集されるガラスびんは、ほとんどが洗浄され異物の混入も少ない状況です。またコンテナによる収集と空きコンテナの配送が効率よく行われ、コンテナの洗浄や管理も行き届いており、市民が気持ちよくガラスびんを排出できる環境となっています。
- 分別区分
- びん色別
無色・茶色・その他の色の3色分別で、さらに生きびんとしてリターナブルびんが分けられています。ほとんどのびんが洗浄済み。
- 収集容器
- コンテナ
統一された青色のコンテナを使用。収集日当日にセッティングし、各コンテナに色別の札を付けます。回収後に毎回洗浄しています。
- 収集場所
- ステーション
防災倉庫や公民館など、余裕のあるスペースを利用。配られたコンテナは倉庫に収納し、各自治会で管理しています。
- 収集車両
- 平ボディ車
2~3トンの平ボディ車2台で稼働。1台に2名の作業員が乗込みコンテナごと収集し、同時に使用したコンテナと同数の空きコンテナを配っています。
- 処理設備
- 手選別ライン
色分別で排出されるため、色選別の設備はありませんが、荷降ろし時に1本ずつ確認し異物を除去しています。作業員は5~6名 。
- 保管施設
- ストックヤード
リターナブルびん以外については、無色・茶色・その他の色ごとに、搬出用のコンテナに投入され保管されます。
品質向上のためのポイント
- ●ホームページ、広報誌、ごみ分別辞典などを利用して、分別ルールを啓発しています。
- ●収集日に持ち回りの当番がステーションに立って、排出状況をチェックしています。
- ●各地区で任命された「ごみ減量推進委員」が、分別について指導。理事会や総会などで意見交換もしています。
- ●保管施設での荷降ろし時に、収集したびんを1本ずつ確認して、異物を除去しています。
広報誌の
資源ごみ特集
保管施設での
異物除去