自治体の取り組み事例
東北エリア
福島県
安達地方広域行政組合(二本松市・本宮市・大玉村)
安達地方広域行政組合の概要
(平成24年6月~7月現在)
- ●人口:98,711人
- ●世帯数:31,214世帯
- ●面積:512km²
- ●ステーション数:約1,417カ所
- ●空きびん収集量:年間1,104t
※収集量については平成23年度
分別収集の経緯・方針
安達地方では、昭和60年頃、人口の増加や生活様式の変化などにより、ごみの排出量が増え、焼却処理や埋め立て処分に掛かる経費が増大。市町村の財政を圧迫し始めたため、安達地方広域行政組合の構成市町村が連携して、平成3年10月より、ごみ・資源の分別収集をスタートさせました。実施する際には、住民に分別ルールを徹底させるため、地域ごとに説明会を開催。またステーションの美化を図るために、ステーションごとに助成金を毎年支給しました。ガラスびんについては、無色・茶色・青緑色・黒色の4色と生きびんの分別収集で、処理施設において選別負荷を極力かけない方針で進めています。
- 分別区分
- びん色別
無色・茶色・青緑色・黒色の4色分別で、さらに生きびんとしてリターナブルびんが分けられています。ほとんどのびんが洗浄済み。
- 収集容器
- コンテナ
びんの色に合わせた4色のコンテナと生きびん用の緑のコンテナを使用。収集日前日に配布します。管理は組合で、定期的に洗浄。
- 収集場所
- ステーション
全ての資源物と不燃ごみを一度に分別排出できるスペースを、路上や空き地を中心に確保しています。場所の選定と管理は町内会。
- 収集車両
- 平ボディ車
3トンの平ボディ車9台で稼働。同じ車両に、缶類、紙パック、ダンボール等の資源物も搭載。リフト付で積み降ろしに配慮。
- 処理設備
- なし
色分別収集のため、色選別設備はない。シルバー人材センターから派遣された作業員3名が、荷降ろし後、異物を確認しています。
- 保管施設
- ストックヤード
作業性に配慮した屋根付きの保管施設です。重機作業により床面のコンクリートが剥がれないよう、アングルを埋め込んでいます。
品質向上のためのポイント
- ●親しみやすいイメージキャラクター「ゴミラくん」を活用した啓発ツールを作成して、大人から子供まで、分別ルール等をアピールしています。
- ●中身が入ったままのびん等、ルールが守られていない場合は、注意書きシールに指示を記入してびんに貼り回収せず置いてくるようにしています。
- ●保管施設で荷降ろし後に、収集したびんを1本ずつ確認して、異物を除去しています。
ごみの分け方・
出し方
小学校社会科副読本