自治体の取り組み事例
北海道エリア
北海道
西いぶり広域連合(室蘭市・伊達市・豊浦町・
壮瞥町・洞爺湖町)
西いぶり広域連合の概要(平成24年10月現在)
- ●人口:146,268人
- ●世帯数:74,296世帯
- ●面積:1,145km²
- ●ステーション数:約2,459カ所
- ●空きびん収集量:年間1,030t
※収集量については平成23年度
(平成23年度)
分別収集の経緯・方針
西いぶり地域において、分別収集の先駆けとなったのは、平成元年の伊達市における家庭ごみの有料化で、全国的にかなり早い時期にごみの減量化に取組んだ自治体として注目されました。その他の自治体でも、平成9年の容器包装リサイクル法の施行にともない、分別収集を実施するようになっています。現在、西いぶり広域連合における分別収集は、それぞれの自治体で個別に実施され、色選別された空きびんは西いぶりリサイクルプラザに集められて中間処理が施されています。ステーションに排出される空きびんの品質は概ね良好で、中間処理施設では精度の高い手選別作業が実施されています。
- 分別区分
- びん色別
無色・茶色・その他の色の3色分別。排出されたびんはおおむね洗浄されていて、キャップなどの異物の混入もほとんどない。
- 収集容器
- コンテナ
びんをコンテナごと収集し、使用済みコンテナは収集日前日に各ステーションに返却。コンテナの管理は各自治体で行っています。
- 収集場所
- ステーション
空き地を確保できる地域以外は路上を利用。収集日当日の午前8時までに、ステーションに排出することになっています。
- 収集車両
- 帆つき平ボディ車
4トンまたは6トンの幌付き平ボディ車(1~3台)で収集。缶類とペットボトルといっしょに積載しています。作業員は2~6名。
- 処理設備
- 手選別コンベア
障害者施設より雇用した10名の作業員により、精度の高い選別作業を実施。混入したリターナブルびんも選別しています。
- 保管施設
- ストックヤード
選別されたびんは、積雪や異物の混入に配慮して、屋根とシャッターの付いたストックヤードに保管。非常に品質の良い状態です。
品質向上のためのポイント
- ●色選別されて収集された空きびんが、リサイクルプラザ内で10名の作業員により精度の高い選別作業が行われ、徹底的に異物を除去しています。
- ●各ステーションに排出ルールを掲示しています。
- ●自治体ごとに、ホームページや広報誌を利用して分別方法を啓発しています。
処理施設での選別作業
ステーションの掲示
室蘭市の分別方法
取材:平成24年10月17日