自治体の取り組み事例
関東エリア
東京都
品川区
品川区の概要(平成25年8月現在)
- ●人口:368,171人
- ●世帯数:202,506世帯
- ●面積:22.72km²
- ●ステーション数:約10,000カ所
- ●空きびん再商品化量:3,610t/年
※再商品化量については平成24年度
(平成24年度)
分別収集の経緯・方針
品川区は平成4年に東京都のモデル事業で資源の分別収集を開始しました。当時のびんの収集は月2回。それ以前は、リターナブルびんは集団回収され、その他のびんは不燃ごみとなっていました。平成17年には、資源化センターにびんと缶の電動手選別コンベアラインを新設しました。現在、繁忙期以外は、節電のためローラーコンベアを使って手選別を行っています。ごみ・資源の分け方・出し方については、区民に対しさまざまな方法でくり返し啓発活動が展開され、さらに収集時と選別時における精度の高い異物除去作業により、非常に高いレベルのびん再商品化量が実現しています。
- 分別区分
- びん単独
分別はガラスびん単独で、リターナブルびんもいっしょに収集。ほとんどのびんが洗浄され、異物の混入も非常に少ない。
- 収集容器
- コンテナ
収集はコンテナで実施していますが、排出については透明袋を使っているエリアもあります。ステーションのコンテナは住民が管理。
- 収集場所
- ステーション
分別収集開始前にごみの集積場として使っていた場所を、ステーションとして利用しています。
- 収集車両
- 平ボディ車
平ボディ車7台と軽自動車6台で収集しています。平ボディ車は、びん以外に乾電池・蛍光灯・水銀体温計なども同時に収集。
- 処理設備
- 手選別コンベア
リターナブルびんを抜き取り後、ローラーコンベアにコンテナを載せ、手選別を実施。繁忙期には電動コンベアラインも使用しています。
- 保管施設
- ストックヤード
3色に分けて屋内のヤードに保管。重機作業によりコンクリートが剥がれないよう、床面にアングルを埋め込んでいます。
品質向上のためのポイント
- ●「ごみ・資源の分け方・出し方」、区の広報誌の特集、町内会で回覧する「ごみ・リサイクル通信」、またステーションにおける掲示などで、くり返し啓発活動を展開しています。
- ●収集時と選別時に精度の高い異物の除去を行っています。
- ●「資源持ち去りパトロール隊」がステーションを巡回して、排出状況をチェックしています。
- ●町内会などの要望により出前講座を実施。清掃事務所の「ふれあい指導班」という組織も啓発活動を行っています。
ごみ・資源に関する
広報ツール
ステーションにおける告知
取材:平成25年8月27日