自治体の取り組み事例
九州・沖縄エリア
福岡県
久留米市(田主丸・北野・城島・三潴地域を除く)
久留米市(対象地域)の概要(平成26年6月現在)
- ●人口:237,947人
- ●世帯数:103,727世帯
- ●面積:124.68km²
- ●ステーション数:2,631カ所
- ●空きびん再商品化量:1,572t/年
※再商品化量については平成25年度
分別収集の経緯・方針
久留米市では、平成10年3月までびんと缶の混合収集でしたが、容器包装リサイクル法の施行に基づき、同年4月より分別収集を開始。びんは無色・茶色・その他の色の3色分別で、同時期に導入した特殊車両により、効率よく収集しています。分別収集開始前は、分別収集の必要性を理解してもらうために、職員が各地区に出向き説明会を繰り返し実施。スタート時は、全市職員が各集積所で排出指導を行うとともに、各集積所への立ち番も市民にお願いしました。また市と地域のパイプ役となる分別推進員を各地区において、分別の指導も実施しています。その結果、久留米市では高品質の分別収集を実現しています。
- 分別区分
- びん色別
無色・茶色・その他の色の3色分別。ほとんどのびんが洗浄されていて、異物の混入も非常に少ない。きちんと色分けされています。
- 収集容器
- コンテナ
色別の折りたたみ式コンテナ。それぞれびんのイラストシールが貼ってあり、わかりやすい。定期的に市が洗浄を実施しています。
- 収集場所
- ステーション
私有地48.9%・道路上51.1%。地区ごとの住民が集積場所を選定。それぞれ自主的に管理しています。
- 収集車両
- 平ボディ車
3色に分けて積載できる構造になっていて、分別収集の効率化が図られています。車両のペイントが住民への啓発となっています。
- 処理設備
- なし
きちんと色分別で排出され異物の混入がほとんどなく、処理設備はありません。収集作業員が異物等をチェックしています。
- 保管施設
- ストックヤード
各ヤードにびんを投入する際に混ざらないよう、壁を高くする工夫をしています。直接持ち込みには、立会って異物等をチェックします。
品質向上のためのポイント
- ●ごみカレンダー、広報誌、ホームページ、収集車両のペイントなどにより、排出方法などを啓発しています。
- ●キャップ付きや中身が残っていて、ゆすがれていないものなどは、警告として「収集できません」ステッカーを貼り、コンテナごと一定期間集積所に放置しています。
- ●各地区に分別推進員をおいて分別の徹底指導を実施。月2回、集積所の見回りも実施しています。
- ●分別推進員の研修会をはじめ、自治会単位や小学校区単位で分別に関する説明会を実施しています。
ごみ・資源に関する広報ツール
「収集できません」ステッカー