自治体の取り組み事例
中部東海エリア
新潟県
上越市
上越市の概要(平成26年9月)
- ●人口:200,450人
- ●世帯数:73,855世帯
- ●面積:978.32km²
- ●ステーション数:約2,100カ所
- ●空きびん再商品化量:1,308.46t/年
※収集量については平成25年度
分別収集の経緯・方針
上越市では、平成17年1月1日の市町村合併以降、それまで地域により異なっていた収集方法を、パッカー車によるびん一括収集に統一。主に路盤材として再利用していましたが、ガラスびんへの再商品化量の向上と収集コストの削減を目指して、平成26年10月から14市町村区域のうち2地区において、新たにコンテナを導入して平ボディ車による収集をスタートしました。これは、びんを割らずに回収して色選別して再商品化につなげるための改善でした。課題は市内全地域において、平ボディ車へのコンテナ積み込み方式に円滑に完全移行していくことで、さらに化粧品びんも収集できる体制の整備も検討しています。
- 分別区分
- びん単独
分別はびん単独で、ほとんどのびんが洗浄されていて、異物の混入も少ない。化粧品びんは対象外になっています。
- 収集容器
- コンテナ
折りたたみ式コンテナを平成26年10月より導入。コンテナの管理は各町内会。破損した場合には市が無償で配布しています。
- 収集場所
- ステーション
ステーションの場所は道路脇や町内会館敷地内などさまざま。設置および維持管理は町内会で行っています。
- 収集車両
- 平ボディ車
現在実施している2地区においては、それぞれ2トン車1台で稼動。1台につき2名の作業員で収集しています。
- 保管施設
- 施設内スペース
収集されたびんは、コンテナごと市内の施設に保管された後、中間処理業者である新潟リサイクルセンター(株)に引き渡されます。
- 処理設備
- 手選別コンベア
新潟リサイクルセンター(株)の手選別コンベヤでは、茶色、黒色、青・緑色の順に、びんを抜き取り、残りは無色のゾーンへ送られます。
品質向上のためのポイント
- ●平ボディ車両によるコンテナ収集を実施して、びんの割れを防止しています。
- ●収集作業員がびんの積み込み時に、異物の混入をチェックしています。
- ●町内会の回覧板、分別収集カレンダー、広報誌、ウェブサイト、ステーションの掲示板などにより、排出方法などを啓発しています。
分別収集カレンダー
ステーションの掲示板
収集時に異物の混入を確認
取材:平成26年10月17日