自治体の取り組み事例
北海道エリア

北海道
北斗市
北斗市の概要(平成26年9月)
- ●人口:48,006人
- ●世帯数:21,839世帯
- ●面積:397.30 km²
- ●戸別収集
- ●空きびん収集量:439.277t
※収集量については平成25年度
分別収集の経緯・方針
北斗市では、環境負荷につながるごみの埋め立て処分を見直そうということで、資源化施設「リサイクリーンほくと」が建設され、平成26年10月より粗大ごみと不燃ごみの破砕処理とともに、びんの色選別ラインを導入しました。混入されたキャップなどの異物は、資源化施設において袋からびんを出す段階で徹底して除去されて、コンベア上の色選別段階では、残さがほとんど出ない状況となっています。また収集車両もパッカー車から平ボディ車に段階的に切り替えていっている状況です。このような改善により、平成26年度からびんの再商品化量の大幅な増加が見込まれています。
- 分別区分
- びん単独

色分けは行っておらず、びん単独で排出。キャップ付きのびんもあるが、ほとんどが洗浄されています。
- 収集容器
- 指定袋

黄色の透明指定袋を使用。袋の表面には、イラストと文字で排出できるびんが記載されています。
- 収集場所
- 戸別

集合住宅を除き、ステーションは設置されておらず、戸別に排出されたびんを収集。月2回、8時までに排出することになっています。
- 収集車両
- 平ボディ車(ダンプ)

4トンのダンプタイプ平ボディ車3台で稼動。それぞれ2名体制で収集作業を行っています。(収集は委託)
- 処理設備
- 手選別コンベア

処理施設では、人の手により袋からびんが出され、異物を除去された後、コンベア上で無色・茶色・その他の色に分けられます。
- 保管施設
- ストックヤード

手選別コンベアの下に、色別に分けられたびんを保管するストックヤードがあります。屋根付きですので、異物の混入はありません。
品質向上のためのポイント
- ●ごみ分別辞典、広報誌、ウェブサイト、分別ポスターなどにより、排出方法などを啓発しています。特に広報誌では、毎月分別に関する特集を組んでいます。
- ●町内会の分別をテーマにした研修会などで、市の職員が説明することがあります。
- ●収集したびんを車両から降ろすヤードにマットを敷いて、割れないようにしています。
- ●色選別をする前に、混入されたキャップなどの異物を徹底的に除去しています。


ごみ分別辞典と分別ポスター

色選別をする前に異物を除去
取材:平成26年10月17日