自治体の取り組み事例
中部東海エリア
富山県
高岡市
高岡市の概要(平成27年1月)
- ●人口:175,533人
- ●世帯数:66,387世帯
- ●面積:209.42km²
- ●ステーション数:1,283カ所
- ●空きびん再商品化量:974.4t/年
(10~1月平均を年間換算)
※再商品化量については平成26年度
(10~1月平均を年間換算)(平成26年度)
分別収集の経緯・方針
高岡市では、平成26年10月1日からごみの分別の見直しを行い、缶、びんを無色・茶色・その他色の3種類、PETボトルに分ける分別・収集に統一しました。また、ごみの分別の見直しに際し、市内36地区での市民説明会や単位自治会(500カ所)での説明会、市の広報紙、ケーブルテレビ、ウェブサイトなどで啓発活動を実施しました。導入後の10月以降には、集積場の早朝パトロールや現地での分別指導を行い、市民の協力を得て、スムーズな移行と質の高い分別・収集を実現しています。びんの再商品化量は大幅にアップし、さらに大幅なコスト削減も達成しています。
- 分別区分
- びん色別
無色・茶色・その他色の3色分別。ほとんどキャップが外され、洗浄されていて、異物の混入は見られない。色別も守られています。
- 収集容器
- コンテナ
水色、茶色、緑色の3種類のコンテナで、それぞれ出すびんの色が明記されていて、色分別しやすくなっています。自治会で管理。
- 収集場所
- ステーション
道路上や空き地などを利用。コンテナなどを収納する小屋が設置されているところもあります。自治体で集積場所を決めて管理。
- 収集車両
- パッカー車・平ボディ車
高岡地区では従来使用していたパッカー車により1色ずつ収集。福岡地区では平ボディ車を使用。各3名体制で収集しています。
- 処理設備
- なし
きちんと色分けされて排出されるため、処理設備はありません。ステーションでは、収集作業員が異物等をチェックしています。
- 保管施設
- ストックヤード
収集されたびんは、ストックヤードに直接降ろされ保管します。無色と茶色のヤードは屋根付きですので、異物の混入はありません。
品質向上のためのポイント
- ●新しいごみの分別・収集を導入する前に、各地区の市民説明会で、びんなどの出し方について分かりやすいパンフレットやびんなどの現物を使って、市の職員が丁寧に説明しました。
- ●家庭系ごみの出し方と分け方、市の広報紙、ケーブルテレビ、ウェブサイトなど、さまざまなメディアを通して、排出方法を啓発しています。
- ●導入後、市の職員による集積場の早朝パトロールや、現地での丁寧な分別指導をしています。
- ●収集作業員がコンテナ内のびんについて厳しくチェックし、異物があれば除去しています。
収集方法変更の案内
ごみの出し方と分け方
収集時のチェック
取材:平成27年2月6日