自治体の取り組み事例
中部東海エリア
新潟県
五泉市
五泉市の概要(平成27年4月)
- ●人口:53,144人
- ●世帯数:18,626世帯
- ●面積:351.9km²
- ●ステーション数:1,042カ所
- ●空きびん再商品化量:518t/年
※再商品化量については平成26年度
分別収集の経緯・方針
五泉市では、平成26年10月1日よりびんの収集運搬方法と処理工程を変更。残渣量が大幅に減少し再商品化量が大幅にアップしています。従来は袋で収集し缶と混合で処理していたため、ほとんどが残渣となっていました。改善のポイントは回収コンテナと運搬コンテナを導入して、びんを単独で収集するようにしたことで、さらに処理においてもストックヤードの前に建屋を増設し、移動式のベルトコンベアを導入。これにより、26年度10月から3月までの残渣量が91.96tとなり、前年度同時期の321.47tから71.4%も減少しました。住民へ排出ルールを啓発することにより、さらに成果が上がっていくことが期待できます。
- 分別区分
- びん単独
びん単独で収集。ほとんどのびんについてキャップが外され、洗浄されています。一升びんとビールびんも一緒に収集。
- 収集容器
- コンテナ
ステーションのスペースに応じて、籠タイプと折り畳み式のコンテナを使い分けています。運搬時にはハンドル付のコンテナを使用。
- 収集場所
- ステーション
7割の地区で小屋タイプのステーションで主に籠タイプのコンテナを使用。その他は路上で折り畳み式のコンテナを使用しています。
- 収集車両
- 平ボディ車
平ボディ車11台で稼動。ステーションにおいて、積載している運搬用コンテナにあきびんを移動しています。収集作業員は2名。
- 処理設備
- 手選別コンベア
リターナブルびんを抜き取った後、ベルトコンベア上で無色、茶色、緑・青色、黒色に選別し、ストックヤードに投入。作業員は8名。
- 保管施設
- ストックヤード
色別にびんを保管するストックヤードの前に新規に建屋を増設して、そこで選別作業を行っており、効率化が図られています。
品質向上のためのポイント
- ●市の広報誌やウェブサイトにより、収集方法の変更をわかりやすく告知しました。
- ●要望のある自治会へは職員が出向いて、新しい収集方法について説明会を実施しました。
- ●ステーションに排出方法を掲示しています。
- ●ウェブサイトにおいて、コンテナの使い方や分別方法を丁寧に説明しています。
- ●ストックヤードの前に増設した建屋内で、ベルトコンベア上のあきびんを厳しくチェックし、異物を除去しています。
ウェブサイトでの告知
ベルトコンベア上での異物除去