自治体の取り組み事例
関東エリア
埼玉県
越谷市
越谷市の概要(平成22年5月現在)
- ●人口:329,099人
- ●世帯数:136,102世帯
- ●面積:60.31km²
- ●ごみ集積所数:6,208カ所
- ●空きびん収集量:2,346t
(平成20年度)
分別収集の経緯・方針
平成17年度までは、燃えるごみ・燃えないごみ、危険ごみ等の8分別にて収集していましたが、ごみの減量化とリサイクル率を高めるため、平成18年度から15分別をスタートしました。びんについては、それまで缶類や陶器などと一緒に燃えないごみとして収集し資源化しておりましたが、平成18年度からは、びんのみのコンテナによる収集を実施したことにより、びんのリサイクル率が向上しました。15分別スタート時には、分別収集を周知徹底するために、土曜、日曜、平日の夜などに自治会ごとに説明会を開き、啓発を図りました。現在、びんの収集は2週間に1回実施しています。
- 分別区分
- びん単独
分別は色分けせず、びん単独。ほとんどのびんはキャップを外し、中身をゆすいだ状態で出されます。
- 収集容器
- コンテナ
収集日の朝8時までに、住民がコンテナをごみ集積所に設置。びんを入れたコンテナは、資源化施設で洗浄されます。
- 収集場所
- ステーション
新規の開発やアパートを建てる際、10世帯以上の場合には、必ずごみ集積所をつくるよう条例で定めています。
- 収集車両
- 平ボディ車
2トンの平ボディ車を採用。作業員は収集車両1台に2名で、積み込み時間は通常6~10分、マンションは15分程度かかります。
- 処理設備
- 手選別コンベア
資源化施設に運ばれてきたびんは、まずリターナブルびんが分けられた後、7名の作業員により手選別で色別に分けられます。
- 保管施設
- ストックヤード
無色、茶色、緑色、その他の色に選別されたびんは、品質の良い状態で、屋内のストックヤードに貯留されます。
品質向上のためのポイント
- ●ガラスびん一括でコンテナに入れてもらい、他の容器と収集日を変えているため、混ざることがありません。
- ●びんの中身が入ったまま出された場合など、警告書を貼り収集しないこともあります。
- ●自治会から推薦された廃棄物減量等推進員が住民の出し方をチェックし、指導が必要な場合には市役所に報告するようにしています。
ごみ収集カレンダー
警告書
取材:平成22年4月20日