自治体の取り組み事例
関西エリア
三重県
鳥羽市
鳥羽市の概要(平成27年7月末日現在)
- ●人口:20,112人
- ●世帯数:8,454世帯
- ●面積:107.34km²
- ●ステーション数:113カ所
- ●空きびん再商品化量:205.84t
※再商品化量については平成25年度
(平成25年度)
分別収集の経緯・方針
鳥羽市は、容器包装リサイクル法が施行された平成9年より、コンテナによるびんの3色分別(無色・茶色・その他の色)を開始。それまでは不燃物として埋め立てられていました。平成26年4月からは鳥羽志勢広域連合のごみ処理施設「やまだエコセンター」が稼動し、手選別ラインで異物の除去などが行われ、さらなる品質の向上が実現しています。びんの収集は月2回が基本で、びんの排出が少ない11月と1~3月については月1回となっています。離島や沿岸部を中心に多くのステーションにおいて、住民が当番制で立会いを実施しており、空きびんの品質向上に役立っています。
- 分別区分
- びん色別
無色・茶色・その他色の3色分別。おおむねキャップが外され、洗浄されていて、異物の混入は見られない。色別も守られています。
- 収集容器
- コンテナ
びんの色を明記した白色・茶色・水色のコンテナに排出。収集日の前日にコンテナをステーションに配布しています。
- 収集場所
- ステーション
公民館などの公共の施設や空き地を利用しており、路上は少ない。町内会と相談して場所を決定。管理は町内会で行っています。
- 収集車両
- 平ボディ車
平ボディ車で、2トンロングボディ2台と2トンダンプ2台の合計4台で稼動。コンテナごと積載しています。
- 処理設備
- 手選別コンベア
色別に収集してきたびんを、手選別コンベア上でさらに色をチェックして、キャップや異物を除去しています。作業員は2名。
- 保管施設
- ストックヤード
色分け後のびんは色別に建屋内のストックヤードに投入。搬出時にコンクリートの破片が混入しないよう、鉄板が敷かれています。
品質向上のためのポイント
- ●分別辞典、ウェブサイト、分別ポスターなどにより、分別のルールを啓発しています。
- ●多くのステーションにおいて、住民が当番制で立会いを実施。分別排出の状況をチェックしています。
- ●各ステーションに「家庭ごみの分け方・出し方」を掲示しています。
- ●資源化センターにおいて、搬入されたびんを厳しくチェックし、キャップや異物を除去しています。
家庭のごみの分け方・出し方
資源化センターでの異物除去
取材:平成27年7月15日・8月4日