自治体の取り組み事例
北海道エリア
北海道
芦別市
芦別市の概要(平成27年7月末現在)
- ●人口:15,139人
- ●世帯数:8,200世帯
- ●面積:865.04km²
- ●ステーション数:1,858カ所
- ●空きびん再商品化量:165.9t
※再商品化量については平成26年度
分別収集の経緯・方針
芦別市では、平成10年度より、それまで不燃物として最終処分場に埋め立てられていたびんについて、資源物として緑色の指定専用袋による単独収集を始めました。収集は週2回(1回の地域もある)、生ごみやその他の資源物と一緒に混載しています。排出される空きびんの品質については、ほとんどキャップが取られていて洗浄されている状況です。分別収集が開始されてから7年ほど、町内会から選ばれたリサイクル推進員が分別について周知徹底を図ったことが現在までの品質維持につながっています。資源化施設でも丁寧に異物が除去されており、1人当たりの平均再商品化量は約11kg(平成26年度)と高いレベルです。
- 分別区分
- びん単独
分別はガラスびん単独。おおむねキャップが外され、洗浄されていて、異物の混入はほとんど見られない。化粧品びんも収集しています。
- 収集容器
- 指定袋
びん専用の指定袋を使用しています。緑色で半透明、容量は30Lです。市内のスーパーマーケットやコンビニなどで販売。
- 収集場所
- ステーション
除雪に支障のない場所を町内会で設定。基本は空き地ですが路上の場合もあります。屋根付きボックス型(大小2タイプ)です。
- 収集車両
- 平ボディ車・パッカー車
4トンの平ボディ車と8トンのパッカー車を併用。パッカー車はサイドのコンテナにびんを収納するため、割れることはありません。
- 処理設備
- 作業台
びんを作業台に載せて、無色・茶色・その他の色に手選別して、キャップなどの異物を除去しています。作業員は1名。
- 保管施設
- ストックヤード
色選別されたびんは、作業台脇の投入口からストックヤードへ。コンクリートの床面が削れないよう、レールが埋め込まれています。
品質向上のためのポイント
- ●分別収集を開始した当初、町内会でリサイクル推進員を選出して、住民への指導を行いました。
- ●定期的に広報誌などで、住民に対し啓発活動を実施しています。
- ●排出ルールが守られていない場合には警告シールを貼って、収集しないようにしています。
- ●資源化施設において、搬入されたびんを厳しくチェックし、キャップや異物を除去しています。
ごみの分別の手引き
資源化施設での異物除去