自治体の取り組み事例
北海道エリア
北海道
空知郡中富良野町
中富良野町の概要(平成27年8月末現在)
- ●人口:5,180人
- ●世帯数:2,183世帯
- ●面積:108.65km²
- ●ステーション数:約200カ所
- ●空きびん再商品化量:63.87t
※再商品化量については平成26年度
(平成26年度)
分別収集の経緯・方針
中富良野町では、平成10年より、それまで不燃物として最終処分場に埋め立てられていたびんについて、リサイクルの推進および廃棄物処分場埋立地の容量確保を目的として、分別収集を開始しました。開始当初から無色・茶色・その他の色の3色分別とし、それぞれ専用の指定袋で収集しています。住民の意識は高く、排出される空きびんはきちんと洗浄されており、異物の混入もほとんどなくルールが守られています。資源化施設においても、取り忘れたキャップなどの異物を丁寧に除去しています。その結果、平成26年度の1人当たりの平均再商品化量は12.22kgと、非常に高いレベルとなっています。
- 分別区分
- びん色別
無色・茶色・その他の色の3色分別。きちんと洗浄され異物の混入は少ない。おおむねルールが守られています。化粧品びんも収集。
- 収集容器
- 袋
色別の指定袋を使用しています。無色びんは無色の透明袋、茶色びんは茶色の半透明袋、その他の色のびんは黄色の半透明袋。
- 収集場所
- ステーション
路上の設置が多く、地区の集合施設などに設置している場合もあります。ほとんどが屋根付きのタイプで、町内会で管理しています。
- 収集車両
- 平ボディ車
4トンの平ボディ車1台で稼動しています。作業員は2名。色別の袋にびんが入っているため、そのまま平ボディ車に積載。
- 処理設備
- なし
収集したびんは、資源化施設のストックヤードの前に降ろされて、そこで作業員が丁寧に異物を除去しています。
- 保管施設
- ストックヤード
無色・茶色・その他の色に分けて、建屋内のストックヤードに保管しています。異物が混入することはありません。
品質向上のためのポイント
- ●広報誌やウェブサイトで啓発活動を実施しています。
- ●「ごみ分別手引き」を全世帯に配布しています。
- ●町内会で委嘱された環境美化推進員が分別収集に関する情報を住民に伝え、啓発活動を展開しています。
- ●排出ルールが守られていない場合には、環境美化推進員を介してステーションに警告の貼り紙をすることもあります。
- ●資源化施設において、搬入されたびんを厳しくチェックし、キャップや異物を除去しています。
ごみ分別手引き
資源化施設での異物除去
取材:平成27年9月8日