自治体の取り組み事例
北海道エリア
北海道
富良野市
富良野市の概要(平成27年8月末現在)
- ●人口:23,044人
- ●世帯数:11,041世帯
- ●面積:600.71km²
- ●ステーション数:233カ所
- ●空きびん再商品化量:324.21t
※再商品化量については平成26年度
(平成26年度)
分別収集の経緯・方針
富良野市では、ガラスびんリサイクリング推進連合(ガラスびん3R促進協議会の前身)が空きびんポストによる回収実験を実施したのをきっかけに、昭和63年7月より空きびんポストによる分別収集が開始されました。空きびんポストについては、札幌市の回収実験で使用したものも提供されており、現在約40戸~50戸に1か所、設置されています。早くから分別収集を開始したこともあり、排出される空きびんの品質は良好。中が見えない空きびんポストのため異物の混入はあるが、資源化施設で丁寧に除去しています。平成26年度の1人当たりの平均再商品化量は14.12kgと、非常に高いレベルとなっています。
- 分別区分
- びん色別
無色・茶色・その他の色の3色分別。おおむね洗浄されています。化粧品びんは、2015年10月から収集が開始されます。
- 収集容器
- 空きびんポスト
無色・茶色・その他の色に分けて投入する3台の空きびんポストを使用。空きびんポストの管理は市が行っています。
- 収集場所
- ステーション
約40戸~50戸に1カ所、空きびんポストを設置。ほとんど路上を使用しています。ステーションの管理は町内会。
- 収集車両
- 平ボディ車(ダンプ)
空きびんポストを吊り上げて、荷台にびんを投入するため、ユニック付きの平ボディ車を使用しています。4トン車1台で収集。
- 処理設備
- なし
収集したびんは、資源化施設のストックヤードの前に降ろされて、そこで作業員が丁寧に異物を除去しています。
- 保管施設
- ストックヤード
無色・茶色・その他の色に分けて、建屋内のストックヤードに保管しています。異物が混入することはありません。
品質向上のためのポイント
- ●広報誌などで、Q&A形式により排出ルールを説明しています。
- ●「ごみの分け方・出し方ガイドブック」を全世帯に配布しています。
- ●地元のラジオ番組で継続的に排出ルールを呼びかけています。
- ●排出ルールに変更がある場合には、地域懇談会を実施して新しいルールを説明しています。
- ●小学生向けの副読本を制作。見学会も実施しています。
- ●資源化施設において、搬入されたびんを厳しくチェックし、キャップや異物を除去しています。
ごみの分け方・出し方ガイドブック
資源化施設での異物除去
取材:平成27年9月8日