自治体の取り組み事例
中部東海エリア

岐阜県
郡上市
郡上市の概要(平成27年11月1日現在)
- ●人口:44,013人
- ●世帯数:15,313世帯
- ●面積:1030.75km²
- ●ステーション数:約436カ所
- ●空きびん再商品化量:392.63t
※再商品化量については平成26年度

分別収集の経緯・方針
平成16年3月1日に岐阜県郡上郡八幡町、大和町、白鳥町、高鷲村、美並村、明宝村、和良村の7町村が合併して誕生した郡上市では、合併を機に分別収集の方式を統一。びんについては、コンテナによる3色(無色、茶色、その他の色)分別に統一されました。色分別については、一部の地域では容器包装リサイクル法が施行されるかなり前から長年にわたり実施されており、住民にはびんに関する分別の仕組みが根付いている状況です。さらに資源化施設では手選別による徹底した異物除去を実施しています。その結果、平成26年度の1人当たりの平均再商品化量は8.85kgと、非常に高いレベルとなっています。
- 分別区分
- びん色別

無色、茶色、その他の色の3色分別。おおむね色分別されキャップが外され、洗浄されていて、異物の混入はほとんどありません。
- 収集容器
- コンテナ

コンテナに色別の札を掛けてステーションに設置。コンテナごと収集しています。洗浄やメンテナンスは市が実施しています。
- 収集場所
- ステーション

道路脇の空き地、駐車場の一角、公民館の前などを利用しています。管理は各自治会で行っています。
- 収集車両
- 平ボディ車

各地域、平ボディ車2台で稼動。作業員は各1名。基本は4トン車を利用していますが、道幅が狭い地域では軽自動車も利用しています。
- 処理設備
- 手選別コンベア

施設に搬入されたびんは、受け入れヤードで粗選別された後、色別に手選別コンベアに流され徹底した異物除去が行われます。
- 保管施設
- ストックヤード

異物除去が完了したびんは施設内のストックヤードへ送られ、無色、茶色、その他の色別に品質の良い状態で保管されます。
品質向上のためのポイント
- ●全世帯に「ごみの分け方・出し方」を配布。ウェブサイトでも啓発。
- ●排出ルールが守られていない場合は、その地域の自治会長に分別の徹底を要請します。
- ●ステーションにおける収集、資源化施設における搬入、びんコンテナ反転装置への供給、手選別コンベアのそれぞれにおいて、色選別のチェックや異物の除去を徹底的に実施しています。
- ●コンテナの洗浄やメンテナンスをきちんと実施することにより、市民の分別意識を高めています。

ごみの分け方・出し方

手選別コンベヤでの異物除去

コンテナの洗浄機