自治体の取り組み事例
北海道エリア
北海道
亀田郡七飯町
七飯町の概要(平成28年3月31日現在)
- ●人口:28,469人
- ●世帯数:13,378世帯
- ●面積:216.75km²
- ●ステーション数:1,025カ所
- ●空きびん再商品化量:208.44t
※再商品化量については平成27年度
分別収集の経緯・方針
七飯町では、容器包装リサイクル法の施行に伴い平成9年10月より分別収集がスタート。びん単独で袋による収集となりました。それ以前は、燃えないごみとしてプラスチック類などと一緒に収集されていました。分別収集の開始に当たり、町では町内会に対し個別に説明会を実施し、時代の要請として分別収集の必要性をアピール。住民に協力をお願いしました。当初は異物の混入が多かったものの、啓発活動を継続して行った結果、分別が浸透していきました。1人当たりの平均再商品化量は7.32kgと高いレベルです。この要因としては、住民の努力と、処理施設において異物の除去や汚れたびんの洗浄をきめ細かく手作業で行っていることなどが考えられます。
- 分別区分
- びん単独
ガラスびんを一括で収集。ほとんどのびんが洗浄されていまが、異物の混入やキャップの取り忘れは若干あります。
- 収集容器
- 指定袋
黄色のびん専用指定袋を使用。容量は20L・30L・45Lの3タイプがあり、町内のスーパーやコンビニなどの販売協力店で購入できます。
- 収集場所
- ステーション
空き地の利用が多く、スペースがないところは路上を使用。雪対策を施した籠タイプの小屋を設置し町内会等で管理しています。
- 収集車両
- 平ボディ車
4トンの平ボディ車1台で稼動しており、月に2回収集しています。収集作業員は運転手と助手の2名です。
- 処理設備
- 作業台
作業台にびんを載せ、キャップの除去や汚れたびんを洗浄しながら、無色・茶色・その他の色に手作業で選別しています。
- 保管施設
- ストックヤード
色選別されたびんは、色別に仕切られたストックヤードに投入。異物が混入しにくい小屋タイプのヤードに保管しています。
品質向上のためのポイント
- ●「ごみの分け方・出し方」などの広報ツールにより分別方法を啓発。ウェブサイトにも掲載しています。
- ●分別に関する問い合わせに対し、個別指導を実施しています。
- ●ルールが守られていない排出については、収集拒否のシールで対応し再分別を促しています。
- ●資源化施設において、中栓を含むキャップの除去や汚れたびんの洗浄など、きめの細かい選別を行っています。
収集拒否のシール
中栓の除去
びんの洗浄