自治体の取り組み事例
北海道エリア
北海道
登別市
登別市の概要(平成28年3月31日現在)
- ●人口:49,630人
- ●世帯数:24,857世帯
- ●面積:212.21km²
- ●ステーション数:1,694カ所
- ●空きびん再商品化量:481t(按分)
※再商品化量については平成27年度
分別収集の経緯・方針
登別市では、平成12年の4月より資源化施設を含む「クリンクルセンター」の稼動開始に伴い、びん・缶混合の袋による収集方式がスタート。缶がクッションの役割を果たし、極力びんが割れない状況で施設に持ち込まれることを想定しました。また1台の収集車にびん・缶を積載するケースとPETボトルを積載するケースを設けて、同時に運搬することで分別収集の効率化を図っています。1人当たりの平均再商品化量は9.69kgとかなり高いレベルとなっています。この要因としては、ステーションの維持管理や適正な分別収集のために活動しているクリーンリーダーによる啓発活動、また資源化施設でのきめ細かい選別作業などが考えられます。
- 分別区分
- びん・缶混合
ガラスびんと缶を混合で収集。ほとんどのびんが洗浄されていますが、異物の混入やキャップの取り忘れが若干あります。
- 収集容器
- 袋
特に指定の袋はなく、透明または半透明の袋を使用し、びんと缶を一緒に入れます。レジ袋の使用も可。
- 収集場所
- ステーション
ステーションは町内会等が管理。それぞれで資源物を入れるボックスを購入しています。路上に置いてネットを被せる場合も有り。
- 収集車両
- 平ボディ車
ユニック付き4トンの平ボディ車2台で稼動。作業員は3名。びん・缶を積載するケースとPETボトルを積載するケースを設置。
- 処理設備
- 手選別コンベア
処理施設においてホッパーに投入されたびん・缶は、コンベア上で缶が抜かれた後、びんの色選別・異物の除去が行われます。
- 保管施設
- ストックヤード
選別フロアの階下にストックヤードが設けられており、効率的にびんを投入し保管。シャッター付きで異物が混入しにくい。
品質向上のためのポイント
- ●「家庭ごみの分け方・出し方」、「ごみ分別辞典」などの広報ツールにより、分かりやすく分別方法を啓発。ウェブサイトにも掲載しています。
- ●ステーションの維持管理や適正な分別収集のために活動しているクリーンリーダーによる啓発活動を行っています。
- ●ルールが守られていない排出については、収集拒否のシールで対応し再分別を促しています。
- ●資源化施設において、汚れたびんの洗浄やガラス片の丁寧な選別など精度の高い作業を実施しています。
家庭ごみの分け方・出し方
収集拒否のシール
びんの洗浄