自治体の取り組み事例
中部東海エリア
新潟県
新潟市
新潟市の概要(平成22年4月末現在)
- ●人口:803,846人
- ●世帯数:311,267世帯
- ●面積:726.10km²
- ●ステーション数:約13,000カ所(平成21年4月)
- ●ガラスびん収集量:6,786t(平成21年度)
分別収集の経緯・方針
新潟市は、平成17年に15市町村の合併を行い、平成19年4月に政令指定都市に移行しました。ごみの収集については、合併後も旧市町村ごとの状況に応じて実施していましたが、統一した収集・処理体制が必要となり、平成20年6月より分別収集の新制度がスタートしました。びんについては、缶といっしょにポリ袋で混合収集していた新潟地区で、約4割の割れが生じ、資源化されず埋立処分されていたことから、合併した新津地区や豊栄地区などで実施していたように、「びん」を単独で「コンテナ収集」することにしました。また、平成22年4月からは、従来の飲食用のびんに加えて、化粧品びんも資源として回収しています。
- 分別区分
- びん単独
分別は色分けせず、びん単独。多くのびんがキャップを外し、中身をゆすいだ状態で出されています。
- 収集容器
- コンテナ
収集日の前日に収集業者がコンテナを平積みして、当日に自治会の当番がコンテナを組み立てます。コンテナは定期的に洗浄。
- 収集場所
- ステーション
ステーションの位置が固定している地区と、当番制で移動する地区があります。各自治会がステーションを管理しています。
- 収集車両
- 平ボディ車
2トンの平ボディ車を採用。作業員は収集車両に2名程度配置し、積み込み時間は1カ所につき、1~2分です。
- 処理設備
- 手選別コンベア
コンベア上で茶色、黒色、青・緑色の順に、びんを抜き取り、残りは無色のゾーンへ送られます。3名体制で効率的に行っています。
- 保管施設
- ストックヤード
資源化施設が住宅地にあるため、音や臭いを出さないよう、色選別後、住宅地から離れたストックヤードに運び保管しています。
品質向上のためのポイント
- ●コンテナ収集を実施し、びんの割れを防止しています。
- ●広報誌、ホームページ、ごみ収集カレンダー等で、住民に対して分別方法を啓発しています。化粧品びんの回収についても、積極的にアピールしています。
- ●自治会から推薦されたクリーンにいがた推進員が中心になって、住民への啓発活動を実施しています。
資源ごみ収集カレンダー
びんの出し方
取材:平成22年5月10日