自治体の取り組み事例
関西エリア
京都府
船井衛生管理組合(南丹市・船井郡京丹波町)
南丹市・京丹波町の概要(平成28年4月1日現在)
- ●人口:47,827人
- ●世帯数:20,366世帯
- ●面積:919.49km²
- ●ステーション数:378カ所
(南丹市254、京丹波町124) - ●空きびん再商品化量:332.83t
※再商品化量については平成27年度
分別収集の経緯・方針
南丹市と船井郡京丹波町で構成される船井衛生管理組合では、昭和54年にびん単独の分別収集を開始。当時は段ボール箱や米袋に入れて回収していました。昭和62年には、色別コンテナによる無色・茶色・緑色・黒色・青色の5色の分別収集に移行。さらに平成8年頃に特殊車両(リサイクルパッカー)を導入して、効率的な分別収集を実施しています。5色分別を始めた当初から、ステーションに分別を分かりやすく説明する看板を設置したり、各自治会の環境美化推進委員(南丹市)や環境推進委員(京丹波町)が分別の手助けを行ったりして、高品質の分別収集を実現。高いレベルの再商品化量を達成しています。
- 分別区分
- びん色別
無色・茶色・緑色・黒色・青色の5色に分別。異物の混入は少なく、非常にきれいに洗浄されています。化粧品びんも収集。
- 収集容器
- コンテナ
排出するびんの色調に合わせて色分けされた5つのコンテナを利用しています。コンテナの洗浄やメンテナンスは組合が実施。
- 収集場所
- ステーション
公民館のスペースを利用するケースが最も多く、車でびんを搬入する住民もいます。ステーションの管理は各自治会で実施。
- 収集車両
- 特殊車両・平ボディ車
特殊車両(リサイクルパッカー)で、無色と茶色のびんを収集。その後平ボディ車でその他の色のびんとコンテナを回収します。
- 処理設備
- なし
色分別で排出され、ステーションでの収集時とストックヤードへの投入時に異物の除去を実施しているため、処理設備はありません。
- 保管施設
- ストックヤード
収集車両から直接、色別に仕切られたストックヤードに投入。コンクリートの床面が削れないよう、レールが埋め込まれています。
品質向上のためのポイント
- ●「ごみの正しい分け方・出し方」などの広報ツールにより、分別方法を啓発。ウェブサイトにも掲載しています。
- ●各自治会の環境美化推進委員(南丹市)や環境推進委員(京丹波町)が分別の手助けを行っています。
- ●ステーションでの収集時とストックヤードへの投入時に異物の混入をしっかりチェックしています。
- ●ルールが守られていない排出については、警告シールで対応し再分別を促しています。
- ●ストックヤードにレールを埋め込むなど、きめの細かい配慮が施されています。
ごみの正しい分け方と出し方
ステーションでのチェック
ストックヤードのレール