自治体の取り組み事例
中・四国エリア
岡山県
津山圏域資源循環施設組合
津山圏域資源循環施設組合の概要
(平成29年3月末現在)
※カッコ内はびん搬入実施の1市2町の合計
- ●人口:147,723人(130,386人)
- ●世帯数:63,715世帯(56,647世帯)
- ●面積:1,281.8km²(1,158.2km²)
- ●ステーション数:2,017カ所(1,870カ所)
- ●空きびん再商品化量:812.2t
※再商品化量については平成28年度
分別収集の経緯・方針
岡山県内のごみ処理広域化計画が進む中、平成21年4月に津山市、鏡野町、勝央町、奈義町、美咲町の1市4町で組織する津山圏域資源循環施設組合が設立され、平成28年3月に津山圏域クリーンセンターが本稼働となりました。現在、びんの処理については、津山市・鏡野町・美咲町の1市2町が3色分別で回収したびんに対して、搬入段階から投入・手選別コンベアに至るまで徹底した異物除去を実施しています。なお、津山市では平成4年度からモデル地区でびんの3色分別収集を開始し、平成15年度から全域に拡大。鏡野町では分別収集の機運の高まりにより平成18年度より3色分別を実施。美咲町では、平成17年に合併し地域ごとに異なる収集方式だったものを平成28年度から3色分別に統一されました。
- 分別区分
- びん色別
無色・茶色・その他の3色分別。キャップなどの異物の混入は少なく、きれいに洗浄されています。化粧品びんは不燃ごみ扱い。
- 収集容器
- コンテナ
統一されたブルーのコンテナを使用。今後地域ごとに変わる可能性があります。
- 収集場所
- ステーション
路上や公民館などのスペースを利用。管理は各自治体で実施。一部の大型スーパーで拠点(店頭)回収も実施。
- 収集車両
- 平ボディ車
1市2町合計10台の平ボディ車が稼働。作業員は合計20名。空のコンテナを積んで回り、びん入りコンテナと交換しています。
- 処理設備
- 手選別コンベア
回収したびんを、受入ヤード、供給コンベアの投入口、手選別コンベア上で念入りにチェック。異物の除去を実施しています。
- 保管施設
- ストックヤード
手選別コンベアの下のヤードに色別保管。壁の側面には鉄板が設置され、コンクリートが剥がれないよう配慮しています。
品質向上のためのポイント
- ●構成市町ごとに「ごみの分別・出し方ガイドブック」の配布や、ホームページへの掲載などにより分別方法を啓発、組合も「クリーンセンターだより」を発行し分別等の周知を図っています。
- ●構成市町ごとに選出されたリサイクル推進委員(津山市)や環境衛生委員(鏡野町)などが、分別収集が円滑に実施されるようサポートしている地域もあります。
- ●老人会や町内会などによってステーションの管理を行い、分別をチェックしている地域もあります。
- ●ルールが守られていない排出については、警告シールで対応し再分別を促しています。
- ●クリーンセンターでは、人の手による徹底した異物除去を実施しています。
「クリーンセンターだより」
老人会によるステーションでの
分別チェック(津山市)
クリーンセンターでの
念入りな異物除去