自治体の取り組み事例
中部東海エリア

愛知県
稲沢市
稲沢市の概要(平成22年9月現在)
- ●人口:138,278人
- ●世帯数:50,268世帯
- ●面積:79.30km²
- ●ステーション数:469カ所
- ●空きびん収集量:年間712t
分別収集の経緯・方針
消費生活グループが食品トレイやペットボトルなどのリサイクル活動を行ったことがきっかけで、平成6年1月より市内の一部地域で分別収集がスタート。順次、市内全域に拡大していきました。収集日は月に1回、午前7時半から午前8時半の間に行政区のステーションに排出されます。収集日の午前7時頃からは、広報の巡回車両がスピーカーで「今日はリサイクル資源の収集日です」と呼びかけを行っています。また、収集したリサイクル資源の売却金に市から奨励金が加算され、各自治会に還元しており、分別を啓発するツールの作成などに役立てています。
- 分別区分
- びん色別

無色、茶色、緑色、その他の色の4色分別。排出されたびんのほとんどが洗浄された状態で、キャップなどの異物の混入は少ない。
- 収集容器
- コンテナ

委託業者が収集日前日に各ステーションにコンテナを重ね置きして、当日、自治会役員が配置して色別表示のプレートを付けます。
- 収集場所
- ステーション

歩道、公園、駐車場、公民館、神社などを利用して、ステーションの場所を確保。各自治会が管理しています。
- 収集車両
- 平ボディ車

2トンまたは4トンの平ボディ車を採用。作業員と運転手の2名で収集します。7台の収集車で各ステーションを回ります。
- 処理設備
- なし

ステーションにおいて、作業員や自治会の役員が色分別を調整し、異物を除去します。異物の混入はほとんどない状況です。
- 保管施設
- カレット工場

住民により色分別され、びんの品質が確保されているため、ステーションから直接カレット工場に運搬。色別に保管されます。
品質向上のためのポイント
- ●ごみ・分別カレンダー、資源とごみの分別辞典、ホームページなどで、分け方と出し方をわかりやすく啓発しています。
- ●自治会の要望に応じて、市の職員が分別排出のルールを説明する出前講座を実施しています。
- ●ステーションにおいて、収集作業員や自治会役員が色分別を調整し、異物を除去しています。

資源とごみの分別辞典

自治会役員に提示するガラスびんの分別方法
取材:平成22年9月9日