自治体の取り組み事例
関東エリア

神奈川県
鎌倉市
鎌倉市の概要(平成23年6月現在)
- ●人口:174,357人
- ●世帯数:72,836世帯
- ●面積:39.58km²
- ●ステーション数:4,240カ所
- ●空きびん収集量:年間1,660t
(平成22年度リサイクルセンター搬入量)
分別収集の経緯・方針
平成2年より、ごみの減量化・資源化を推進するための「ごみのダイエット運動」を展開。平成8年11月には、燃やすごみを減らす「ごみ半減都市宣言」を行い、平成9年7月より家庭から排出される廃棄物の5分別収集を開始しました。環境省による「一般廃棄物の排出及び処理状況等に関する調査」では、平成16年度から平成20年度まで5年連続、リサイクル率が全国第1位となっています。現在、ガラスびんについては地区ごとに週1回コンテナで回収し、リサイクルセンターにおいて選別作業を実施。排出されるびんの品質は概ね良好で、システム化された施設では品質保持への配慮が施されています。
- 分別区分
- びん単独

びん単独で排出。色分けは行っていない。排出されたびんのほとんどが洗浄されていて、キャップ等、異物の混入は少ない。
- 収集容器
- コンテナ

委託業者が収集日前日に各ステーションに設置。折りたたみ式で、「飲食用ビン専用」「袋から出して入れてください」と記載。
- 収集場所
- ステーション

市の指導員が見回ることもありますが、基本的にステーションは各自治会が管理しています。排出は収集日の朝8時30分まで。
- 収集車両
- アルミバン

2トンのアルミバン10台と軽自動車1台を採用。荷台が箱のため雨に濡れません。1台の車両に2名の作業員で収集しています。
- 処理設備
- 手選別コンベア

コンテナごと手選別コンベアに載せられ、まずリターナブルびんが分けられ、その後、茶色・無色・その他の色に選別します。
- 保管施設
- 貯留ホッパ

施設の2階で色分けされたびんは、1階の天井に設置された貯留ホッパに保管。そこから搬出用トラックの荷台に積載されます。
品質向上のためのポイント
- ●資源物とごみの分け方・出し方、収集日カレンダーの他、環境ニュースや市報、ホームページ等で、分別の啓発活動を行っています。
- ●自治会から選出された廃棄物減量化等推進員が、分別を啓発する説明会を実施。そこに市の担当者も参加して、市の方針等も説明しています。
- ●システム化された処理施設において、異物の除去、色選別、コンテナの洗浄等を実施。びんの品質確保と残渣率を減らすための配慮が施されています。

資源物とごみの分け方・出し方


環境ニュース
取材:平成23年7月5日