自治体の取り組み事例
関東エリア

神奈川県
小田原市
小田原市の概要(平成23年6月現在)
- ●人口:198,069人
- ●世帯数:78,168世帯
- ●面積:114.09km²
- ●ステーション数:5,556カ所
- ●空きびん収集量:年間1,443t
(平成22年度)
分別収集の経緯・方針
小田原市では、平成7年を「環境元年」と位置付け、環境保全に関する7本の条例を整え、環境への取組みを強化。平成9年度には、ごみの減量化と資源化率を高めるために、分別方法を「可燃」・「不燃」・「資源」の3分別から9分別(15品目)に移行しました。資源については、紙・びん・缶・PETボトル・プラスチック容器などに分けるようになり、現在では18品目に細分化されています。ガラスびんは地区ごとに月1回袋で回収し、処理施設で選別作業を実施。排出されるびんはほとんどが洗浄されており、品質はおおむね良好。広報誌やホームページ、見学会や出前講座による市民への啓発活動が成果を上げています。
- 分別区分
- びん単独

びん単独で排出。色分けは行っていない。排出されたびんのほとんどが洗浄されていて、キャップ等、異物の混入は少ない。
- 収集容器
- 袋

45L以内の透明または半透明の袋に入れて排出します。処理施設で破袋機により除去された袋は資源としてリサイクルへ。
- 収集場所
- ステーション

各自治会がステーションを管理。それぞれボックスを設置したりネットを掛けたりして、不法投棄や持ち去りなどに対応しています。
- 収集車両
- パッカー車

2トンのパッカー車を採用。1台の車両に2名の作業員で収集しています。丁寧な積み込みで、びんの割れはほとんどない。
- 処理設備
- 手選別コンベア

手選別コンベアに載せられ、まずリターナブルびんが分けられた後、無色・茶色・その他の色に選別します。4~5人体制で選別。
- 保管施設
- ストックヤード

色分けされ、ストックヤードに保管。積み込耳作業などによるコンクリートの剥離を防ぐため、床面には鉄板が敷かれています。
品質向上のためのポイント
- ●ごみと資源の分け方出し方ガイド、収集日カレンダーの他、環境情報誌「ゴミダス」や市報、ホームページ等で、分別についてわかりやすく啓発しています。
- ●自治会ごとに、資源化処理施設の見学会を実施。分別の大切さを再認識することを促しています。
- ●自治会の要望に応じて、市の職員が分別ルールを説明する出前授業を実施しています。

ごみと資源の分け方出し方ガイド

収集日カレンダー

環境情報誌「ゴミダス」