自治体の取り組み事例
関西エリア
兵庫県
新温泉町
新温泉町の概要(平成23年9月現在)
- ●人口:16,648人
- ●世帯数:5,736世帯
- ●面積:241.0 km²
- ●ステーション数:257カ所
- ●空きびん収集量:年間163.85t
※収集量については平成22年度
(平成22年度)
分別収集の経緯・方針
新温泉町は、平成17年10月に旧温泉町と旧浜坂町が合併して誕生。分別収集は合併より5年前の平成12年10月に、両町が共同でリサイクル施設を建設したことを機に本格的にスタートしました。現在、ガラスびんは無色・茶色・その他の色に分別。その他の色のびんについては、ガラス食器・耐熱ガラス・陶磁器類と同じコンテナに排出され、カレット業者により選別されています。収集は業者に委託しています。住民の分別意識は高く、ほとんどのびんが洗浄され、キャップも外されている状況です。リターナブルびんについては、酒屋の宅配システムが残っており、ほとんどが販売店に返却されています。
- 分別区分
- びん色別
分別は、無色・茶色・その他の色。その他の色のびんは食器等と同一のコンテナに排出されています。異物の混入はほとんどない。
- 収集容器
- コンテナ
グレーのコンテナに排出物のラベルを貼って識別。コンテナの設置、洗浄等は、住民が自主的に行っています。
- 収集場所
- ステーション
道路脇や空き地など、ステーションの形態は様々で、コンテナ等を保管するための小屋を設置しているところもあります。
- 収集車両
- 平ボディ車・パッカー車
無色と茶色のびんについては平ボディ車で、 その他の色のびんは食器・陶磁器類などと共にパッカー車で収集。各3台稼働。
- 処理設備
- なし
色分別で排出され、異物等があればステーションで、自治会の当番や作業員が除去しているため、処理設備はありません。
- 保管施設
- ストックヤード
びんは色別にコンパレッターに移され、施設内のストックヤードに保管されます。この時点で異物が見つかれば除去します。
品質向上のためのポイント
- ●各ステーションにおいて、分別方法のパネルを掲示して住民への啓発を図り、さらに排出時に当番が分別のチェックをしています。
- ●キャップが付いていたり、中身が残っているびんについては、「収集できません」というステッカーを貼り、収集を拒否。その旨、住民に報告されます。
- ●消費者団体が、イベント会場やケーブルテレビなどを利用して、寸劇で分別ルールをわかりやすく説明しています。
ごみ辞典に記載された分別方法
収集不可のステッカー
収集不可のステッカー
取材:平成23年9月20日