青森県
五所川原市
五所川原市
●人口:合計54,041人
●世帯数:合計25,569世帯
●面積:404.20k㎡
●ステーション数:約1,100カ所
●分別基準適合物引渡量※1:
合計618,330kg
白225,140kg 茶283,060kg 他110,130kg
●1人当たりの平均ガラスびん資源化量:11.09kg
※1平成29年
コミュニティーが支える、
選別の効率化と品質…②
町内会の主体的な運営管理と自治体の
積極的な啓発活動が生む、
分別活性化。
容器包装リサイクル法の施行に伴い、五所川原市では平成12年4月より、びん・PETボトルの分別収集を開始。当初は、可燃と不燃(不燃と資源共用)の2種類でしたが、その後は可燃、不燃、資源の3種類とし、資源ごみはびん・缶・PETボトルそれぞれ単独収集となっています。排出ルール変更時には、市の主導で分別の方法とその必要性を各町内会で説明会を実施。また、市の指定袋に町名と世帯主の氏名フルネームを書くルールを定めたこともあり、住民のごみの排出状況が変化を始め、分別意識が定着していったと言えます。
五所川原市では、ステーション数は現在約1,100カ所。ステーションは町内会ごとの要望に基づいて設置するケースが多く、町内会で費用を負担し設置・維持管理されており、廃棄物収集を支えています。また多くの町内会では、ごみ減量推進委員が配置され、分別の仕方が分からない住民への指導などを行ない、適切な排出をサポートしています。このような意識の高さと自主運営のため、絶えずステーションはきれいに保もたれ、清潔で効率的な収集と選別を実現しています。
「資源ごみは、ごみではなく手をかければ資源に変わる。」という想いを込めて、さらに市では、小学生の野外学習での最終処分場の見学など、分別全体のしくみを学ぶことなどの活動を通して、子どもたちから始まり、大人も一緒に知識の提供と認知の向上へとつなげています。町内会が主体となって行政とともに歩みを進める五所川原市は、確実にごみの資源化へとつながっています。
びんを単独収集。きれいに洗われ異物混入も少ない。リターナルびんの抜き取りはしていない。化粧びんは収集しているが、乳白色びんは、不燃扱いとしている。収集・運搬は全て業務委託先が実施
市の指定袋を業者が販売。コンビニやスーパーなどで購入できる。サイズは大小2種類あり、可燃と不燃と資源の3つに分けて搬出する
各町内会の申請により設置し、費用も含めて自主的に維持管理。町内会によっては、場所を固定せず、集積所が移動する場合もある
警告シールを貼って指導を徹底
警告シールを貼って指導を徹底
平ボディ車2台と、箱型トラック2台で稼働。収集は作業員2人で行ない、びんの破損もほとんどなく、残渣軽減に役立っている
配慮
配慮
コンベアから手作業で、透明、茶、その他に選別。異物は、分別の途中に選別するが微量
仕分けができるよう丁寧に作業
フレコンバッグで一時保管
仕分けができるよう丁寧に作業
フレコンバッグで一時保管
屋根付きのストックヤードに保管される。風雨や積雪からも影響を受けにくい
吊り上げストックヤードまで運ばれる
吊り上げストックヤードまで運ばれる
訪問し、ごみの内容を直接見せながら、なぜ
収集できないか説明して指導している。