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北海道エリア

北海道 紋別市

北海道
紋別市
(滝上町、興部町、雄武町、
西興部村の資源物も処理)

紋別市の概要

  • ●人口:30,822人(令和7年1月1日住民基本台帳)
    (紋別市19,760人、滝上町2,208人、興部町3,495人、
    雄武町4,403人、西興部村956人)
  • ●世帯数:17,528世帯(同上)
    (紋別市11,560世帯、滝上町1,275世帯、興部町
    1,830世帯、雄武町2,224世帯、
    西興部村639世帯)
  • ●面積:2905.07km²
    (令和7年1月1日時点全国都道府県市区町村別面積調)
  • ●収集方法:混合
    (空きびん、リターナブルびん・缶・PETボトル)
  • ●収集容器:袋
  • ●運搬方法:平ボディ車
  • ●収集ステーション:戸別収集
    (集合住宅などは収集ステーションを設置)
  • ●分別基準適合物引渡量:無色38.2t、茶色128.6t、
    その他の色72.6t
    合計239.4t (令和5 年度環境省資料より)
1人当たりの平均ガラスびん資源化量 7.68kg (令和5年度)

住民の利便性を保ちながら、精度の高い資源分別化の推進を。
作業環境の改善と作業員育成とともに、めざす循環型社会の実現へ。

紋別リサイクルセンターは、平成12年より本格稼働を開始し、容器包装廃棄物の資源化に取り組んできました。現在では紋別市をはじめ、近隣4町村(滝上町、興部町、雄武町、西興部村)での資源物を処理しています。 紋別市では、各世帯や集合住宅で設置・管理している収集ステーションや町内会設置の共用ごみステーションを利用し、びん・缶・PETボトルを一つの透明袋にまとめる混合排出方法で、週一回、平ボディ車で戸別収集しています。他の4町村では、町村ごとの委託業者が収集・搬入を行っています。資源物を混合で収集するやり方は、紋別市が分別収集を始めた当初から掲げていた「市民の負担を少なく」というコンセプトに基づき、住民の利便性を確保するための取り組みです。一方で、化粧品びんは不燃物として扱われていますが、収集された中にはリサイクルできるものもあり、選別は作業員の判断で行っています。今後は選別の対応についてより一層、作業員の教育・研修にも力を入れていく方針です。 令和6年度の残さ率は、びん・缶・PETボトル全体で12.4%。缶や栄養ドリンクのびんに吸い殻やリングプルなどの異物混入、未洗浄の食用油びんなどが多く見受けられます。また近年、問題となっているモバイルバッテリーも確認されており、今のところ火災事故へは至ってはいませんが、破砕機などで事故が発生する可能性もあるため、注意が必要です。今後も住民のみなさんへ分別ルールをきちんと守ってもらえるような周知・広報を継続したいと思います。 現リサイクルセンターは建設後20年が経過し、施設の老朽化と狭あい化が顕著になっております。紋別市で、現施設の隣接地に新たなリサイクルセンターを建設し、令和8年度からの稼働を予定しています。新施設では、びん・缶・PETボトルの選別ラインは、空調完備の室内に設置され作業環境が大幅に改善される見込みです。 高品質な資源分別のための課題は「人」です。作業員が快適に安全に安心して働ける環境づくりが不可欠であり、作業環境の向上は、人員確保につながり、正確な選別にも寄与すると考えています。今後も紋別市では地域一丸となって、「混ぜればごみ 分ければ資源」への啓発のもと、ごみの減量化や資源物のリサイクルを推進し、環境負荷の低減を目指した循環型社会の実現に取り組んでまいります。

係長 小出 明永さん(右)/主事 冨山 草太さん(左)

お話を伺った
紋別市市民生活部生活環境課
係長 小出 明永さん(右)
   冨山 草太さん(左)

分別区分
混合

ガラスびんを、缶、PETボトルと共に回収。
未洗浄食用油用びんの混入が見受けられる

分別区分:混合
収集容器

資源ごみとして中身の見える透明な袋を使用するルールとしている。(最大90Lでの排出を想定)

収集容器:袋
収集場所
戸別収集

週1回、戸別収集・集合住宅でのステーションで収集を実施。

  • 収集場所:戸別収集 画像 収集場所:戸別収集 画像2 市民や集合住宅管理者が設置・管理しているごみステーション、ごみ箱、カゴを利用。
    町内会設置の共用ごみステーションを利用する地域もある
収集車両
平ボディ車

収集車両は4t平ボディダンプトラック3台で稼働し、各トラックにつき運転手1名、収集員2名の総員9名。業務は委託。

  • 収集車両:平ボディ車 画像 4t平ボディダンプトラック
  • 収集車両:平ボディ車 画像2 ごみステーションでの収集
  • 収集車両:平ボディ車 画像3 センターへ搬入時には、破損などに注意しながら荷下ろしをしている
選別手段
手選別

混合収集されたびん・缶・PETボトルを処理するために、スチール缶(磁選機)、リターナブルびん抜き取り、びん(色別手選別)、
PETボトル(手選別)、アルミ缶(アルミ手選)の順で行われる

  • 選別手段:手選別 画像 受け入れホッパーから供給コンベアで選別ライン場所へ移動する
  • 選別手段:手選別 画像2 最初に、破袋・除袋装置に投入し、
    内容物袋を分離する
  • 選別手段:手選別 画像3 除袋工程のあと不適物の除去をして、
    磁選機でスチール缶を選別する
  • 選別手段:手選別 画像4 手選別コンベアで異物除去を行いながら色別に選別したびんを受け口へ投入
  • 選別手段:手選別 画像5 コンベアでは、素早い選別作業で
    色別にびんをピックアップ
  • 選別手段:手選別 画像6 キャップ付きのびんは一旦抜き取り
    別工程で外し、色別選別する
  • 選別手段:手選別 画像7 選別ラインでは、リターナブルびんの
    保管ケースが設置され抜き取っている
  • 選別手段:手選別 画像8 保管ケースに収められたビールびん
    この後、搬出ストックヤードで保管
保管設備
ストックヤード

選別場の真下に、無色と茶色とその他の色のびんのストックヤードがあり、搬出時までシャッターを閉めて保管

  • 保管設備:ストックヤード 画像 ストックヤード
  • 保管設備:ストックヤード 画像2 茶色びんのストックヤード
  • 保管設備:ストックヤード 画像3 雨風、雪、ほこりなどの影響を受けないよう、
    シャッターが設置されている
  • 保管設備:ストックヤード 画像4 紋別リサイクルセンター外観

品質向上のためのポイント

  • ●市公式のWebサイトや公式LINEを通じて、分別に関する情報を随時発信している。
  • ●「ごみの分別便利帳」を住民全戸に配布し、分別ルールの周知を図っている。
  • ●排出ルールが守られていない場合は、収集時や市職員による指導を行っている。
  • ●リサイクルセンターでは、びん色別の確実な選別はもちろんのこと、化粧品びんやクリスタルガラスなどの判別が難しい資源にも対応できるよう、選別員への教育・研修を継続的に実施している。

住民全戸に配布されている「ごみの分別便利帳」

「ごみの分け方・出し方」の一覧表

「広報オホーツクもんべつ」を発行。
市の公式LINEも開設して暮らしに役立つ
情報発信を行っている

紋別市のマスコット
キャラクター
「紋太くん」