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リサイクル

高いカレット利用率が
地球温暖化防止に
貢献しています

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ガラスびんを製造する時には、
①原料として使用するソーダ灰と石灰石から発生する原料起因、
②ガラスを溶かすために使用する都市ガスまたは重油から発生する燃料起因、
③工場の機械設備を動かすために使用する電力起因の3種類のCO2が発生します。
カレット(再生原料)をより多く使用することで、
①原料起因と②燃料起因のCO2排出量を減らすことができます。

1.原料起因

天然原料100%で製造するとガラスびん1kg当り246gのCO2が発生します。仮にカレット100%で製造するとこのCO2発生量がゼロになります。2021〜2025年のカレット利用率(再生原料使用比率)目標値76%のカレットを使用すると、天然原料100%で製造した場合と比べて1kgあたりの原料起因CO2排出量を76%、187g削減できます。

2.燃料起因

天然原料100 %で製造するとガラスびん1 kgあたり500gのCO2 が発生します。カレットは天然原料よりも溶けやすいので、溶解炉(窯)で原料を溶かすのに使用する燃料を減らすことができます。カレットの使用量を10%増やすごとに、使用するエネルギーを約2.5%削減できます。2021〜2025 年のカレット利用率目標値76% のカレットを使用するとガラスびん1 kgあたりのCO2 排出量は405gとなり、天然原料100 %で製造した場合と比べてガラスびん1 kgあたりのCO2 排出量を19% 、95g削減できます。

天然原料100%で製造した場合のガラスびん1 kgあたりの製造工程のCO2 排出量は1, 018g(①原料起因: 246g、②燃料起因: 500g、③機械設備等: 272 g)ですが、2021〜2025 年のカレット利用率目標値76% のカレットを使用すると、この2 つの起因によりCO2 排出量は、736g(①原料起因: 59g、②燃料起因: 405g、③機械設備等272g)となり、28% 、282g削減できます。

出典:日本ガラスびん協会 表

出典:日本ガラスびん協会

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