ガラスびんの知識
Q1. ガラスびんはどんな原料でつくられているの?
Q2. ガラスびんはいつごろからあるの?
Q3. ガラスびんだとおいしく感じるのはなぜ?
ガラスびんの3Rの知識
Q4. ガラスびんの3Rって、どういうこと?
Q5. ガラスびんが軽くなると、どうして環境にいいの?
Q6. どのような技術でびんを軽くしているの?
Q7. リターナブルびんって、何回もくりかえし使って大丈夫なの? 衛生的なの?
Q8. Rマークは、どんなびんにつけられているの?
Q9. ビールのリターナブルのあきびんを、お店に持って行くとお金が返ってくるの?
Q10. カレットを100%原料に使って、新しいびんをつくれるの?
Q11. あきびんをガラスびんの原料に使うメリットって何?
Q12. あきびんはびんの原料以外にどのように利用されているの?
あきびんの排出の知識
Q13. 使った後のあきびんはどうすればいいの?
Q13. 使った後のあきびんはどうすればいいの?
Q15. どうしてキャップを付けてリサイクルに出しちゃいけないの?
Q16. 外れにくい中栓も取った方がいいの?
Q17. 外れにくいラベルも取った方がいいの?
Q18. あきびんを排出するとき中をさっと洗うのはなぜ?
Q19. なぜ、びん以外のガラス製品は、あきびんといっしょにリサイクルに出してはいけないの?
Q20. エコロジーボトルってどんなびん?
Q21. 農薬や劇薬が入ったびんはリサイクルに出してもいいの?
Q22. ガラスびんは、容器包装の再商品化義務はありますか?
Q23. ガラスびんに、識別表示マークはありますか?
Q24. このマークは、ガラスびんの識別表示マークではないのですか?
ガラスびんの知識
Q1. ガラスびんはどんな原料でつくられているの?
A1. ガラスびんはけい砂、石灰石、ソーダ灰を主原料として作ることができます。けい砂は白っぽい砂で主な成分は二酸化珪素SiO2です。石灰石はセメントの原料や学校の校庭に引かれる白線などにも利用されていて、主な成分は炭酸カルシウムCaCO3です。ソーダ灰とは食塩からつくった炭酸ナトリウムNa2CO3のことです。従来は、ガラスびんの製造にこの3つの原料を多く使っていましたが、一度ガラスびんにしたガラスは何度も溶かしてガラスびんに再生できるので、現在はあきびんを細かく砕いたカレットが、窯で溶けているガラスの約75%を占め、主な原料になっています。
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Q2. ガラスびんはいつごろからあるの?
A2. ガラスに関する最古の記録は約5000年前に遡り、紀元前3500年から2000年のものといわれる中央エジプトのペニー・ハッサンの墓に、すでにガラス製造の絵が描かれています。現存するガラス容器では、およそ3000年前、エジプト第18王朝(紀元前1500年〜1100年頃)のトトメス3世の名を記した藍色不透明の小びんが最も古いとされています。このような小びんは、エジプト第18王朝から古代ギリシャを経てローマ時代にかけて製作され、エジプト人やフェニキア人などにより、香水容器として広く販売されたようです。
(日本ガラスびん協会発行・gob誌Vol.2-3より)
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Q3. ガラスびんだとおいしく感じるのはなぜ?
A3. ガラスびんは材質そのものが無味無臭で、中身に容器の匂いが移らず、おいしさをそのまま伝えてくれます。手触りや口触りも滑らかでやさしい感触。飲み物を注ぐときには、トクトクという心地よい音も聞かせてくれます。冷えたびんについた水滴もシズル感をそそります。また透明容器の安心感、さらに個性あるデザインによる高級感や存在感なども、おいしさにつながっています。
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ガラスびんの3Rの知識
Q4. ガラスびんの3Rって、どういうこと?
A4. 3Rとは、循環型社会の形成をめざしたReduce(リデュース:発生抑制)、Reuse(リユース:再使用)、Recycle(リサイクル:再利用)の取り組みのこと。ガラスびんの3Rでは、リデュースはびんを軽くすること、リユースはくり返しびんを使うこと、リサイクルは資源にしてびんの原料やその他の用途に再び使うことです。ガラスびん業界は、「循環型社会形成推進基本法」、「資源有効利用促進法」、「容器包装リサイクル法」に適切に対応するとともに、3Rの推進に積極的に取り組んでいます。
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Q5. ガラスびんが軽くなると、どうして環境にいいの?
A5. 軽くすることで、ガラスびんが、ひとにも地球にもよりやさしいものになるというメリットがあります。例えば次に挙げるような効果があり、リデュースはいいことずくめなのです。
●持ち運びが楽になります。
●原材料が少なくて済むので天然資源を節約できます。
●製造や輸送に伴う燃料の節約になり、ひいてはCO2の排出を削減できます。
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Q6. どのような技術でびんを軽くしているの?
A6. 薄くて軽く、なおかつ丈夫なガラスびんをつくるために、びんメーカーと中身メーカーとが協力し、次のような技術を研究・開発してきました。
●強さを維持するガラスびんの形状の解析・設計
●薄くて均質な厚みのガラスびんにするための金型の設計技術
●ガラスびん成形時のガラスと金型温度をコントロールする技術
●キズによる強度低下を防ぐためのさまざまなコーティング処理
●カレットの品質向上やガラスの均質化、泡の低減化といった良いガラスを作る技術
●低い強度のびんを排除する検査技術
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Q7. リターナブルびんって、何回もくりかえし使って大丈夫なの? 衛生的なの?
A7. びん詰め工場では、使い終わって回収されたリターナブルびんをアルカリ洗浄し、最後にきれいに洗い流します。衛生管理は万全です。洗浄後は、高精度の機械や人の目によってキズがないかをしっかりチェックし、安全なことが確かめられたガラスびんだけに中身を詰めています。このチェックの段階でキズが見つかったびんは、砕かれてカレットになり、ガラスびんの原料として再利用されます。
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Q8. Rマークは、どんなびんにつけられているの? 
A8. Rマークは、日本ガラスびん協会が統一規格びんとして認定したリターナブルびんに刻印されています。このマークが刻印されたびんは、多くの団体にリターナブルびんとして使用していただけるように、デザイン(設計図)が公開されています。最近では「びん再使用ネットワーク」が日本ガラスびん協会と共同開発した超軽量リターナブルびん、「日本酒造組合中央会」の開発した清酒の300mlびん、環境省による南九州地域のモデル事業で開発された焼酎の900ml茶びん、清涼飲料向けのRドロップスびん(「新宿サイダー」、福井県池田町「いけソーダ」、大和茶「と、わ(To WA)」、大阪撰茶「茶々」、岡山県産ほうじ茶「晴・Re・茶」)などが、Rマークびんとして注目されています。
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Q9. ビールのリターナブルのあきびんを、お店に持って行くとお金が返ってくるの?
A9. ビールのリターナブルびんなら「容器保証金」が返ってきます。これは、ビールの購入時にびんの保証金をお店に預ける制度によるものです。ビールびんの保証金は、例えば大びん(633ml)や中びん(500ml)では1本につき5円です。
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Q10. カレットを100%原料に使って、新しいびんをつくれるの?
A10. 通常、ガラスびんは、カレットにけい砂・石灰石・ソーダ灰などの天然資源を混ぜてつくられますが、カレットだけでつくることも可能です。従って、「ガラスびん」から「ガラスびん」という高度な水平リサイクルでは、カレットの品質が大変重要なポイントになります。
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Q11. あきびんをガラスびんの原料に使うメリットって何?
A11. 第一に、けい砂・石灰石・ソーダ灰など、ガラスびんの主原料となる貴重な天然資源が節約できること。さらに、ガラスびん工場で原料を溶解炉で溶かす時間が短縮でき、重油の使用量を削減できます。一般に、全ガラス量に対するカレットの使用比率を10%増加させると、ガラス溶解に必要なエネルギーを約2.5%削減できます(日本ガラスびん協会資料より)。また、ガラスびん工場での省エネルギーが実現することにより、エネルギー起因の二酸化炭素CO2排出量も削減できるのと、原料であるソーダ灰や石灰石は溶解時にCO2が発生するので、それらの原料起因のCO2排出量も削減でき、地球温暖化の防止対策にもつながります。
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Q12. あきびんはびんの原料以外にどのように利用されているの?
A12. カレットをびん以外に利用することを他用途利用と呼んでいます。その代表的な例が「住宅用断熱材」(ガラス短繊維)で、全体の3割程度を占めています。他には、砂の代わりとして使われる「道路舗装材」や「埋め戻し材」などがあります。また水を吸わないカレットの特性を活かした地盤改良の用途や、多孔質にして「軽量発泡骨材」の特性を生かす用途開発も進んでいます。「道路舗装材」は大量の需要が見込めるほか、景観を演出するカラー舗装や光を反射して視認性を高めるアスファルト舗装など、ガラスのもつ輝きや色調が活かせる用途として特に注目されています。
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あきびんの排出の知識
Q12. あきびんはびんの原料以外にどのように利用されているの?
A13. 洗ってくり返し使うリターナブルびんは、主に販売店などのお取扱い店に戻すのが基本ですが、自治体によっては分別収集の対象としていることもあります。他方、砕いて新しいガラスびんの原料として再利用するワンウェイびんは、自治体の回収ステーションに出します。また地域によっては、スーパーマーケットなどの店先で、あきびんを回収している場合もあります。
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Q14. あきびんの排出ステーションへの出し方を教えてください。
A14. 洗あきびんの排出方法は、それぞれの市町村により違いがありますので、自治体で発行しているパンフレットやポスターで確認するか、自治体に直接問い合わせた方がよいでしょう。あきびんをすべて同じ回収コンテナに入れる方式や色別に分けて入れる方式など、さまざまですが、どの方式についても、排出の際に基本ルールを守ることが大切です。基本ルールとは、「キャップをとる・中をさっと洗う・あきびん以外のものを混ぜない」です。排出ステーションは、あきびんが資源になるかゴミになるかの分かれ道です。きちんとルールを守りましょう。
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Q15. どうしてキャップを付けてリサイクルに出しちゃいけないの?
A15. アルミキャップや王冠などが付いたまま排出されると、ガラスびんをつくるときにそれらが溶けずに残り、ガラスびんの強度を低下させます。キャップなどを外して出してください。
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Q16. 外れにくい中栓も取った方がいいの?
A16. 取れにくい中栓は無理に取ろうとすると危険ですので、取らずにそのまま排出してください。
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Q17. 外れにくいラベルも取った方がいいの?
A17. ラベルも、無理に剥がさなくて結構です。
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Q18. あきびんを排出するとき中をさっと洗うのはなぜ?
A17. あきびんに中身が残っていると、リサイクルの過程で中身が腐敗し不衛生です。確かに、あきびんからガラスびんに再生される間にカレットは高温で溶かされて自動的に消毒されます。しかし、家庭から製びん工場まで移動するまで衛生上の観点からカレットの汚れと臭いを避けることが望ましく、あきびんの排出時に先立ち、軽く洗うようご協力をお願いします。
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Q19. なぜ、びん以外のガラス製品は、あきびんといっしょにリサイクルに出してはいけないの?
A18. ガラス製品の中でも、例えば耐熱ガラス製の鍋や皿などは、ガラスびんの原料と組成や溶解温度が異なります。もし、あきびんと混ざった場合、びんを生産する時に溶けずに残ってしまうため欠陥びんの原因になります。しかも耐熱ガラスは、割れてしまうとびんガラスと見分けがつきにくく、分別はほぼ不可能です。そこでガラスびんのリサイクルを円滑にするには、家庭などからの排出時点でしっかり分別することがとても大切です。
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Q20. エコロジーボトルってどんなびん?
A19. エコロジーボトルは、無色と茶色以外の「その他の色」として回収されるあきびんを、ガラスびんに再利用しようという試みから生まれましたが、現在では色調に関係なく、「原料の投入時において、あきびんを砕いたカレットを90%以上使用した製品」を言います。また、「その他の色」のカレットのみを90%以上使用した製品は、スーパーエコロジーボトルと言います。
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Q21. 農薬や劇薬が入ったびんはリサイクルに出してもいいの?
A20. 農薬や劇薬の入ったびんは、排出時に混ぜないで下さい。これらのびんは危険物扱いとなりますので、お住まいの市町村が提供する分別カレンダーの排出ルールに従い、または各市町村の担当部署に排出方法を直接問い合わせてご確認ください。
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Q22. ガラスびんは、容器包装の再商品化義務はありますか?
A20. 再商品化義務があります。ガラスびん容器製造事業者、ガラスびん利用事業者は、再商品化委託料を公益財団法人日本容器包装リサイクル協会に支払っています。
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Q23. ガラスびんに、識別表示マークはありますか?
A20. ガラスびんには、識別表示マークはありません。また、識別表示義務もありません。
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Q24. このマークは、ガラスびんの識別表示マークではないのですか? 
A20. これは、当協議会のシンボルマークです。識別表示マークではありません。
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